第2話

僕は、熱心にそれを信じているわけではない。

そういう神様が存在する程度に思っているだけだ。

別に、神なんて信じてなくても生きていける。でも、救われたいから信じているだけなのである。それって少し、傲慢ではないかと思うかもしれないけど、そういうものなのである。

宗教というのはちょっと変わった根強い文化ということである。

僕は足を動かし、家に帰った、そして、晩御飯を作った。

あ、なんていう夜だろう月がでて、狼が遠吠えをあげそうな夜だった。

今日は満月であった。きっといい日になるだろう。

今日は町中を歩いて、買い物をして楽しんでいた。

買い物は、夜ご飯の商材を買っていたのだった。スーパーマーケットは便利だ、いろいろな食べ物が置いてある。どれもおいしい。

きっと人間はおいしいものを求めて育ってきたのだろう。僕は作った晩御飯を食べた。なにをするにしても、とくにそれといったことはしない一日だった。人間を物色するようなことはしない。たまに気になるというだけだった。

もちろん誰でもいいわけではない。

吸血鬼はそれといったおいしい血を持った人間はいるものだった。でも、大抵はすぐそこにいるものだった。だいたいの人間はおいしい血を持っている。

今日はただの買い物というわけであった。晩御飯を食べ終わった後、僕は体操をした。そして、いろいろ考えていた。

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