中学、再び先輩からのアドバイス
小学校を卒業して中学生になり、あの教師の影響がなくなったと思っていました。しかし英語の授業で再び悪夢が現実になりました。
当時、英語の発音の仕方で悩んでいました。
I am a boy.
なぜ『アイ アム ア ボーイ』なのか?
小学校で習ったローマ字なら『イ アム ア ボーイ』だし、Iが、『アイ』なら『アイ エイム エイ ビオイ』になるはす。
英語の教師に質問したら、「そうなってる」
そう、小学校の教師と同じ言葉です。
後で分かったのですが、小学校のあの女教師、内申書に私のことを「問題児」と書くだけでなく、この英語の教師に私の質問は適当に無視する様に連絡をいれていたらしいです。
無論、他の質問にも、まともな回答はありません。
英語の成績は落ちていきました。
二年の一学期期末の英語の試験は、百点満点中十点台でした。理数系は問題ありませんでしたが。
その年の夏休み、知り合いの高校生が訪ねてきました。
残念ながら、あの「サクライ ショウ」ではありませんが、後で私を救ってくれる先輩の一人です。
国体やインターハイの陸上競技で、常にトップ10に入っている人です。
クラスでのイジメは少なくなっていましたが、あだ名は「口パク」のままで、特に英語の授業の後ではイジメられていました。
そのため、進学する高校は県外の寮のある学校を考えていました。
訪ねて来た先輩は、その高校の生徒でした。
私がその高校をいろいろ調べていたことを知ったらしく、高校からの依頼で勧誘に来たみたいです。
先輩との雑談の中で、英語の成績も話しました。
先輩曰く、「教科書が分かればなんとかなる」
彼は陸上競技では相当の成績ですが、学業では「筋肉頭」と呼ばれるレベルです。
もし、彼が成績優秀なら、当たり前のことを言っていると思って聞き流していたでしょう。
「頭の中には筋肉しか詰まっていない」と言われている人物からのアドバイス。
納得できました。
中学一年の教科書からやり直しました。
無論、英語教師の授業は無視。帰宅してからの勉強です。
机の上にあるのは、英語の教科書と参考書。
リスニングとスピーキングは諦めました。
ライティングも諦めました。
リーディングのみ。
和訳がある程度できるようになれば英作文も多少何とかなるだろうと、楽天的に自習しました。
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