登場人物紹介
主人公
藤原俊。二十代後半。前作の後、社長令嬢を自称するコンサルタント風の女が会社を引っ掻き回したので他の同僚たちと一緒に辞表を提出した。中学時代に吹奏楽部の女部長に一方的に嫌われ、告白ゲームの標的となり素顔とプロフィールなどもネットに流され性犯罪者扱いされた。新型感染症による事実上の都市封鎖とリモート授業が即座に行われたため実質ノーダメージだったが女性不信の原因とはなった。
会社員としては優秀。脱サラ後に実家の農家を継ごうと思っていたが、教師をやっていたはずの兄が元教え子に逆レ懐妊させてしまったため人生設計を修正する羽目に。
女子中学生に妙に懐かれ、元上司にも迫られているが原因を自覚していない。
ヒロイン1
真田ジュリエットさんじゅうさんさい。自称アラサー。山で芋を掘ったり猪を掘ったり熊を掘ったりする系の女子。腹筋が割れている。強い。でかい(何が?)。あほの子のふりをしているが賢い。下心無しに接してくれる男性として主人公に好意を抱くが恋愛感情よりも「この人となら人生が面白い」という直感で動いている。
主人公失業の顛末を聞き、実家経由で元勤め先のメインバンクに圧力をかけてもらった。
ヒロイン2
浦島サクラさんじゅうよんさい。アラサーと言い張ってる。棒アイスの食べ方が汚くてSNSを凍結された。Vに未練はないし、素顔で配信上等勢。年下なのに同年代の友人感覚で付き合える主人公を好ましく思っている。主人公の過去を調べ、自称社長令嬢が経営コンサルとして現れた際に社内に通達。エクソダスを実行した。現在推定インド出張中。海外鯖だからモザイクなしでも許されると思っている。
吹奏楽部部長
主人公が中学生の頃に吹奏楽部を牛耳っていた女子中学生。主人公が当時から老け顔のため女子部員と一緒にいると援助交際のおじさんに見られると他校の生徒達に馬鹿にされたことから主人公の排除を決定。同調した女子部員らと共に告白ゲームと動画による晒し行為を計画実行した。なお察知していた他の男子部員たちが一部始終を撮影してネットに公開したことで、元部長が希望していた吹奏楽名門校への推薦は取り消されることになる。新型感染症によるロックダウンという口実があったため彼女のプライドは辛うじて守られた。
吹奏楽部顧問
一部の女子部員と肉体関係にあった。援助交際疑惑を主人公に押し付けようとした。後年ヒロインの通う中学校の教師となり、我慢できず、不幸と踊ることに。
経営コンサル(自称)
自称社長令嬢。令嬢かもしれないし愛人かもしれない。港区女子かもしれないし、いただき系女子かもしれない。海外留学しているかもしれないし、留学した体で学歴ロンダしているだけかもしれない。元吹奏楽部部長と同姓同名なのは偶然かもしれないし当人かもしれない。元アイドル志望かもしれないしF〇NZAにイメージビデオが売ってるかもしれない。舞台俳優や自称ミュージシャンとの結婚歴があるかもしれないし、大手芸能事務所のVtuver部門を解雇された経歴があるかもしれない。分かっているのは主人公の元勤め先に経営コンサルタントという肩書で入社するや三週間で平社員全員が辞表を提出、次の二週間で経営陣を除くすべての管理職全員が辞表を提出したという事実。
企業広報Vtuverの後任として収益化したりオフ会を開いて奔放なファンミーティングをしたらしく、全国中継で過去の人間関係を清算(物理)することになった。
主人公の兄
藤原定。元高校教師。31歳。卒業した元教え子に一服盛られたが、その後にきちんと交際を申し込み入籍した。けじめとして教師を辞めたが非常勤としての復帰を打診されている。
弟との仲は良い。しかしJCはどうかと思っている。アラサーの方で何度か御世話になったことは墓場まで持っていく所存。
主人公の兄嫁
藤原ひとみ。旧姓柿本。女子大生。20歳。教育実習という触れ込みで母校に凱旋。本懐を遂げた。文通だけでは我慢できなかった。その外見が主人公の好みドストライクのため兄弟で農家の道を諦める原因となった。
同僚
自称社長令嬢に引っ掻き回され、プロジェクトと提携先を潰された一人。転職先でも主人公と組んで仕事できるのが少しうれしい模様。
浅魔山
信濃県と群魔県の間にある火山。
江戸時代に大噴火を起こして日本中に冷害と飢饉をもたらした。地下深くに超巨大な温水湖をたたえた空洞が存在し恐竜時代の生物(モササウルス亜種)が発見された事でも有名。ちなみに発見したのは女子高赴任2年目の藤原定と生物部一同。世界中に恐竜ブームを巻き起こした。現在モササウルス亜種の繁殖技術は小倉女子高出身者による民間チームが世界的権威として認知されている。
無理。生理的に。 は @ha_
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