第8話 今の生活
私は、学校を度々休んで、(いいのか?)琉生の御見舞(仮)に行っている。
「るーい!」
「うおっ」
「何その声」
梨々花はくすくす笑う。
「?」
「どうした?」
「この展開、なんか見たことがある」
「え?」
「うん」
「そう、そうなんだよ!私、記憶喪失になる前、そういうことして琉生をからかってた」
「そう、なの?」
「うん」
と、こんな嬉しいお知らせもあれば。
「きょう、擦りむいて怪我をしちゃった」
だとか、悲しい知らせもある。
こうして、いつも梨々花たちは、会話をしていた。
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