第12話 松前藩主 松前 慶広、突然の侵略にうんこ漏らし、死ぬ。
城が崩壊した。なんかそれだけで城の一階の人間が大量に死んだっぽい。
経験値が大量に入りステータスが急上昇した。
――――その頃松前藩主、松前慶広。
「お菊~、おっぱいちゅっちゅ~」
「あらあら、松前藩主ともあろうお方が乳離れできないなんて、城下の者が知ったら何と言うか、クスクス」
「ええいおっぱいだ! いいからお前のおっぱいをわらわに見せよ! 出なくばわらわのうんこをお前に食わせるぞ!」
ちょうどその赤ちゃんプレイとスカトロプレイを同時にしている時だった。
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!
城が揺れる。
「(あ、やばい、うんこ漏らした。)」
――――再びソラ。
どうしよう、城破壊しちゃった。
一条さんは相変わらずイキイキしてる。
「いいぞソラ。その調子で松前藩を滅ぼせ!」
「ちょ! ちょっとなに! なんなの!?」
「殿!」
「出てきてはいけません!」
「クソ! 御庭番は何をやっている?」
一条さんのイキイキは止まらない。
「ソラ! あのうんこ漏らしてる奴を殺せ! そうすれば松前藩は俺達のものだ!」
【悲報】松前藩主:松前慶広、うんこ漏らしてた。
そんなニュースが明日、この城下町を駆け巡ることを想像して、ボクはうんこを漏らしてる松前慶広さんに同情した。
なんて可哀そうな人なんだ。
一番偉いのにうんこ漏らしてるなんて、もう恥ずかしくてこの世にいられないだろう。
ボクは同情して、潔く命を狩り取ってあげることにした。
もう人を何人も殺してしまったことで感覚がマヒしていた。
「うんこマン、可愛そうに……ごめん!」
ボクはうんこマンに向かって刀を投げると、うんこマン松前慶広は刀が刺さって死んだ。
そして大幅なステータスがアップすると同時に、城から何か強そうな人達がボクの目の前に来ると、地面に片膝を付いて頭を下げた。
「ソラ様、我らは松前藩の御庭番、これより我らは貴方様の支配下に入ります。なんなりとご命令ください」
強そうな人達はざっと十人はいる。
ボクがどうしよう、ボク、やっちゃいました?
という顔をしてると、一条さんが。
「これより松前藩は我ら一条 光を帝とし、ソラを征夷大将軍として、新たに国を建国する。国名は
と、勝手に国を作ってしまった。
こうして松前慶広を訪ねるはずが、松前藩を乗っ取ることになってしまったのだった。
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