第17曲 ビッグブリッヂの死闘(1992)

好きな曲を挙げてみる。

「植松伸夫(*1)作曲 - ビッグブリッヂの死闘」(1992)(*2)である。


それじゃ、僕は音楽を聴かずに何を愉しんでいたかと思い出すと、ビデオ・ゲーム(*3)がある。

マニアやおたくと言えるほどには、ゲームで遊ぶこと(*4)も全然極められなかった(そして、現在は全然やらない)僕の経験でも、素晴らしい音楽に幾つも出会えたのだったが、この曲は特に記憶に残る曲である。

現在ではあらためてゲームをプレイしなくても、スポティファイを始めインターネットで検索しても聴けるので、ぜひ、そうしてみてほしい。


*1 うえまつ・のぶお。

*2 スーパーファミコン用ゲーム「ファイナルファンタジーV」の挿入曲であった。

*3 世間一般で日本語的に「テレビゲーム」と呼ばれていたが、当時からゲーム雑誌で「ビデオゲーム」の名称を見かけることがあったので、外国語でそうであることは知っていた。因みに、僕はいまでも「ゲーム」を平板的には読んでいない。「テレビゲーム」と言うときと同じ感じで「ゲーム」と言っている。

*4 或る日、学校に行くと「FF(えふえふ)を予約しただろう?」と男子同級生に訊かれたことがあったのを覚えている。確かに、僕はいかにも《町のおもちゃ屋さん》という感じの店で「ファイナルファンタジーVI」を予約してあったのだ。店主に予約をしたい旨を伝えたとき、普通のメモ用紙に名前と家の電話番号を書くことを促され、店主はそれをレジ・カウンターの後ろの棚にテープで貼っていた。何枚ものメモ用紙で短冊状に伸びていたのを覚えている。つまり、同級生は店に行ったときにメモ用紙群の中に僕の名前があるのを見つけたのであろう。おおらかな時代であった。……いまこれを書いていて、ゲーム好きを公言する女子同級生(現在ならゲームをする女の子はいっぱいいるのだろうが、当時の地方では大変に珍しく感じられた。いま考えれば、幼稚な僕と違って精神的に成熟してもいたと思う)のことも思い出した。どうしているかなあ、と。ゲーム業界やマンガ業界にいるのではないか? そうでなければ、カクヨムに投稿してたりしてね。

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