第9話「アルテパセラン国篇03 砂上の国で」

 クレオパティシオン様、ヴァンでございます。

「アア、こっちに来て-_--を---_----。」

「 ---!アカーシャ!-_---!」

「__-_- ゥ''ァンは…。」

「--_!ァカーシャ!!」

「ぁっぁん!」

「-?後で_続き-_--__--?

「ハァアッ、オォ--_--ぁ…。」

「ヒ、ヒ、ヒ。アカーシャ--_-_--_-_--_--!!」

「---_-_-ヴァン。--_-…。」

?? 

ーーショコラの色…?

「---_--?-----の実の-_-_-_だ。ほら。良い---だろ?」

ーー唇に塗り付け様として来たから逆に指を舐めた。

!?

「--_-_---!?ヴァン?」

ーー?

 ?

「ヒ、ヒ、ヒ。

ヴァン、-----ヤツだ。」

ーーいちいち顔が、腹立たしい。

「--_-_-__--- ---美しい---?」

 とても美しいですね。

…クレオパティシオン様、ヤームを取りに行って来


>>すっ

 クレオパティシオン様どこですか?クレオパティシオンさ…。

>>さぁん

ーー真っ暗?

どうやら、開き戸の棚に引きずり込まれた。

「ヒ、ヒ、ヒ。

ヴァン、---___--!!

--- ---_____---!ヴァン!!」

 クレオパティシオン様!やめて下さい!!

クレォ…はぁ…ぁ、ぁ。

ーー''ッ。

ヤ・メ・ロ。

右手で太腿を撫で回され、左手で乳首をいじられる。

気持ち悪い。

今すぐヤメロ。

 ぁ、ぁ、はぁ…。

ーどうしたものか…。

殴ってしまいたいけど、落ち着け…落ち着け。

情報は、持ってないみたいだし…。

少し早いけど、離脱しておくか。

!! 

 はっ ぁあんっ!!

ーー調子にノるなっ‼︎

>>がたんっ

 …クレオパティシオン様、そんなにされると俺。はぁ…我慢できなくなっちゃいますぅ…。

「ヴァン--- __--!」

ーーさぁ、眼を見ろ。そして…。

『堕ちてゆけ…。』

「…ヴァン。ハァ、ァア…--_--…。」

 ヴォン・ニュィ。


ーーはぁ。

帰ろう。


!?

「いた…ヴァンだ…。」

「-----_-…。」


「お前、ュグドテリァから来た。__だ-?!」

ーーあぁ、失敗したなぁ…。

後ろにいるとは。

殺気を感じなかった…。

「--!?.....ッ!--_-!」

ーー散々、殴ってくれちゃって…。

後で、やられた倍は返す。

鉄格子越しの壁をぼぅと眺める。

虚ろにぼぅと眺める。

「-------ッ!!...--__---!?」

・・・・

ーーきっと顔や身体は、傷だらけ。

痛みは感じるけど、痛くない。 

・・・

苦痛は感じるけど、辛くない。

・・

ーーどうしてここに居るんだっけ?


『絶対、正体を知らてはいけない』  

!!

ーー人間のふりしないと。

痛みは感じる。

が、それは自身の事ではない。

遠くで起こってる事の様な感じ。 

 ぐはっ。圀とかどうでもいい。俺は、どこの国でもない。手に入れた情報を買ってくれる国ならどこでもいいのさ。

「---めッ!」

 あんたが買ってくれるのか?

知ってるか?他国はどこもアルテパセランは排除すべき国だとみてる…この国に尽くしても命を無駄にするぞ?

「ム''ッヌ''ッヌ''ッ!!---__--__ッ!!」

 がはっっ。 

ーーおぉ!怒ってる。怒ってる。

でも、どんだけ殴っても欲しい答え出てこないよ。

早く諦めて。

 ぐはっ。

「言え!----_ッ!?」

・・・

 買ってくれる人にしか教えない、あんた買うの?あんた買えんの?

ーー買えないだろう?

買っても読み解けるが訳ないだろう?

まず、手紙は全て隠語だし。

わからない奴には、ただの手紙。

「どこで」を探ってるか、「どの身分」で探ってるか、「今どんな状況か」、「どれくらい」か、「いつ」なのか?


ー叔父さん元気?俺は、元気だよ。

アルテパセラン国のザルビス様の所で下働の仕事を見つけたんだ。

今は、働いてお金を貯めないとね。

暖かくなったら休みをもらって会いに行くよ。

                        ヴァンー


「チッ!」

・・

ーー結果に気に入ってないらしい。

2回も蹴るな‼︎


「あ''ぁ''もう嫌!堪えられないわっっ!」

「仕方ないわ、わたくし達拐われてしまったんだし。前みたいに暮らす事はもう出来ないのよ。」

ーーおっ。聴き慣れた言葉。

「もぉぉう!何を落ち着き払っているのよ!!

シェルリィヌ!何故、重いメノォとこの辛い毎日に堪えられるの!?

わたくし達何かしまして?ん?」

ーーュグドテリァ帝圀から拐われたみたい。

ここで遣われるか売られるんだろう。

「してないわ。ュグドは何もしていない。ロヮイェ様達は、賢く争いは求めてない方々よ!」

「じゃあッ!?なんなの!?どうしてわたくし達が拐われなきゃいけないのッ!?

この国は、ュグドと違って何人でもフラレンスとマリアリァするらしいですし。こうなったらザルビスのラ・モンにでもなんにでもなってやるわ!」

「ユゥナ…ハァ…。」

「ハァ…じゃないわよっわたくし達ジュメなんだからシェルリィヌもやるのよッ!」

「はぃはぃ。」

ーーやけくそだなぁ…。

「ッッックシュ!!どうしてこの国は昼間あんなに蒸し暑いのに、夜はこんなに寒いの!?もぉうッ嫌ぁあ!!」

「--_---_--!!」

ーーさっきの続きかな。

だから、蹴るな。

どう頑張っても無駄なのに…。

仕事熱心な奴は損をする。

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