第53話 再びの違和感
「りんくんじゃーねー!」
「また明日な」
俺を置いて大和と双葉はゲームセンターに向かっていった。レベルの高い二人のルックス。双葉の陽の接し方と大和の大人の対応。お似合いのカップルにしか見えない。末永くお幸せに。
二人が見えなくなったし俺も帰るとするか。っとその前に一応椎崎に電話してみるか。寝てるかもしれないが元気ならお見舞いにスイーツでも買っていてやろうか。ひ
「なんですか?」
無事電話にでてくれた。
「調子はどうだ?」
「今日は安静のための休みですよ。調子崩れるわけないじゃないですか」
電話越しだからはっきりとわからないが普段の感じはする。明日は学校に行けそうだな。
「何か食いたいもんとかあるか?」
「そうですね。お水切らしてるんでお水お願いします」
「ほかは?スイーツとかさ」
「水筒ですか?大丈夫ですよ。コップで飲めるので馬鹿にしないでください」
椎崎が聞き間違えた。
「いやスイーツ」
「スイカはもうじき終わってますよ」
「お前大丈夫か?」
回復した安心していたが心配になってきた。ただの聞き間違えならいいのだが。
「大根じゃないですよ。さっきから何言ってるんですか?うぃんたろーくんも熱ですか?」
「わかったもういいしゃべるな」
返答もそうだし俺の名前をいったときろれつが回っていない。無理していた。いや無理をさせていたといった方が正解だな。
「買い物したらお前の家いくらから」
「まってまーす」
頭の回転がわるいせいか口調も子供っぽくなってるな。これはかなり辛そうだ。
水をかうついでに薬局によった。どれを買えばいいのか正直わからない。俺自身休んだ経験がほとんどないから風邪薬を飲んだことがほとんどない。とつあえず人気の札ついてるやつ買っていくか。あとは喉あめとか栄養ドリンクはあっても困ることはなよな。最悪俺が回収すればいいだけだし。冷やすものもあったほうがいいよな。あとは。そうだおかゆ。簡単に作れるやつ。俺は料理できないし。食べれるかはわからないけど念のため買っておこう。
思いのほか多めになっていた。俺って過保護に才能あるのかもな。子供できたらずっとあまやかしてそうだ。
そして家についた。この大量の荷物持って行って迷惑にならないだろうか。これでも何もなかったドッキリでしたとか言われたら次体調崩した時は絶対助けてやらないことにしよう。
「椎崎。入るぞ」
返答は全くない。カギをひねり扉をあける。扉の先の光景に俺は驚いた。部屋が散乱している。朝倒れたときのものだろこれぜったい。ますます心配になってきた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます