第6話 僕の予感

次の日の朝、沙奈とあかりが待っていた。僕はあかりがいることは想定内だった。でも沙奈がいるとは思っていなかった。ふたりともなにか言いたげだけど、結局なにも言わずに学校につく。僕が一人で本を読んでいたらあかりが話しかけてきた。「ねぇあおいちょっと来て」あかりに呼ばれたとき朝の出来事を思い出した。やっぱり沙奈もいた。流石に三回も逃げるわけにわ行かない。そう頭を悩ます僕に二人からの言葉が降りかかる。

「私と付き合ってください」

沙奈はなぜかは知らないけど前の彼氏の天音彼方とは別れたらしい。でも今答えを出すのは僕には出来なかった。だから「ありがと、でも正直まだ心の整理がついてない。だからまだ考えさせて」と僕は言った。でもこれは嘘だ。あかりの大切さに気づいてから、あかりに対する恋心が芽生えた。でもこの言葉で少し二人を困らせてしまった。

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