第23話 須佐之男
しかし、このような変更は他家の反対や異論があった。天皇家は、仕方なくこの事実を記・紀に残さざるをえなかった。
だからこそ、分かりにく工夫して神話に残した。その中に、天照の岩屋隠れであるものが多くある。
日本海沿岸地域を信仰以外でも、交易など経済的にも深く関わっていた出雲をすぐには排除できなかった。ヤマトは、このように完全に日本を支配できなかった。
ところで、神器は第十代崇神天皇の御代にはまだ二種であったと考えられる。(神器と呼ばなかった可能性は高い)実のところ、初代神武天皇が即位した際に神器が鏡と剣の二種であり、以後も特に玉について触れられた記述はない。しかし三種の神器は初代神武天皇以来、現在に至るまで代々継承される我が国究極の宝物と記されている。
しかも鏡は「同床共殿せよ」とアマテラスが厳命しているのにも関わらず、そうなっていない。それでも、記した記・紀の時代にはすでにそうなっていた。
それは、どういうことなのか。つまり、三種の神器の由来と二種の神宝の由来は異なっている。二種の神宝は、今でいう入管管理証であった。
現在でも日本では外国人の入管を厳しく規制しているが、古代も同様だった。当時は現在よりも農業の技術は未熟で作物の生産高は今の半分もなく品種改良も進んでおらず製品も良くなく、害虫の対策知識も乏しかった。
そのうえ自然変動で不作や凶作も多く余分な人を養う余裕が天照の岩屋隠れは神話で有名であるが矛盾も多い。
須佐之男は、高天の原から根の国に追放したのに出雲の支配者になった。
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