第2話 管理者と協力者の存在
ゾーハルが生み出したものはダークマターだけではない。
それを管理する存在も同時に輩出した。その姿は“無”であり“有”である。全ての宇宙の管理者であり、宇宙の秩序そのものである。宇宙の平和と調和と安定を司っている。
小ゾーハルの中のひとつの宇宙(ダークマター)は現世界を含めパラレルワールドと共に三層構造になっている。その宇宙がさらに複数存在していてブドウの房のように連なった多次元構造を形成しているのだ。(宇宙はひとつではなかった)それらひとつひとつの宇宙には銀河が点在しており、その銀河はさらに多くの惑星で構成されている。そしてそれぞれの惑星には環境の差異にかかわらず、進化の進んだものやそうでもないものが無数に居住している。
管理者のもと、各宇宙・各惑星から選任された優秀なエリートで構成された協力者たち(脳を100%使い進化の頂点に達した者は肉体を必要としない。逆に何にでも化けられ、頭脳・身体能力は超人的である上にさらに訓練まで積んでいる)が、宇宙の平和と秩序管理の第一線で活躍している。
ちなみに協力者一員の情報処理能力を簡単にいうと、地球人口78億人として、数秒で一人一人の誕生日や性別・住所・死亡日を全てインプットし識別するくらいわけない凄まじさである。チームを組み、手分けして各宇宙の惑星全てのあらゆる管理をしているのである。後で分かることなのだが、この協力者たちこそが人間が「神」と呼んだ存在であった。
参考までに気になる宇宙の大きさだが、地球の大きさを米つぶひとつとした場合、地球の大気層まで含めた大きさの球体が宇宙ひとつの広さ(容積)である。人間の能力では一生掛かっても宇宙の果てに到達するのは不可能である。宇宙空間を移動する速さは光の速さ程度では遅いために重力波を使っている。
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