第2話 甘い蜜
甘い蜜がとろけて、僕は君の虜になったよ。
どうして、君はそう魅力的なんだ。
僕の心をくすぐりやがってさ。
意地悪だよ。
君は読書が好きだったんだよね。
小説家になりたいって言っていた僕にさ。
失礼だよ。
面白くないの一言は。
おかげで、僕は落ち込んだじゃないか。
そんなに才能がないのかなってね。
正直すぎるんだよ。君は。
それとも、優しすぎるのかな。
今になってはわからないじゃないか。
甘い蜜がとろけて、僕は君の虜になったよ。
どうして、君はそう美しいんだ。
僕の心をくすぐりやがってさ。
意地悪だよ。
君は僕が好きだったんだよね。
小説家になりたいって言っていた僕にさ。
泣かせないでって言ってたね。
君は繊細なんだよ。
それとも、よっぽど僕の勘違いかな。
そういえば、旅行にも行ったね。
沖縄だったね。
美しい海を眺めている君が美しかったよ。
サーフィンをしたいって言ってた。
そんなに、あのサーフィンボードに乗りたかったのかな。
僕はもうすでに君の心に乗っかっていたよ。
君はもういない。
でも、僕の心の中にはいつまでもいるよ。
つづきが聞きたいって。
いいよ。
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