第2話1話添削版

「暑い。なんでこんなに暑いんだ!」


 クーラーの冷気が、まだ教室に行きわたっていなくて暑い!

 暑苦しい理由はもう一つある。それはアキラは昨日見たアニメの話題を俺にずっとしてくるんだ。


 うっとうしい…… (…は必ず2個ずつ使う)

 

 俺は、うちわで扇ぎながらアキラを見て元気だなと呆れた。

 

「昨日のアニメ面白かったよな!」

「面白くはなかった。作画は良かったけどね」


「作画は確かによかった。展開も面白かったじゃん」

「嘘だろ。あれは、全然面白くないよ」


「伏線回収できてて面白いだだろ」

「そうなんだ。ふーん」


「あれがいいんだよ」

「お前暑苦しいよ」


「暑苦しくはないだろ。もういいわ。てかさ、ずっと気になってたんだけどお前のそのうちわなんだよ。なんでクーラーついてるのにうちわ扇いでるんだ?」

「教室がまだ冷えきっていなくて暑いからだよ」


「そうかな?俺は寒いくらいだけど。お前の感覚おかしくないか」

「なんだと」


 アキラと俺が喧嘩しそうになった。すると、教室の後ろからAちゃんが前の席の俺達の所まで来て、声をかけてきた。


「二人とも何してるの?」

「クーラーつけてるのにこいつうちわ使ってるんだぜ」

「いいだろ別に」


「またそんなしょうもない事で喧嘩して、君達あほだね」


「なんだと!」

 俺と友達の声が重なった。


「でもほんとの事でしょ。夏の暑さに負けてるんじゃないの?」

 

「負けてねえよ。」

 友達が言い返した。


「少なからず俺は負けてる。お前の話疲れるんだよ」


「なんだと。やるか!」


「やらん。そんな元気はない」


「そこはやるって言って喧嘩をかう所だろ。まあいいわ。なんかさっきより熱いよな。」


「そうかな。俺は寒くなってきたわ」

 俺はうちわを手放した。

 

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