距離と速度を空想する
スターウォーズのように異星人のいるような遠い天体の話を空想する。
異星人のいる星々を飛び回り…
そう何光年離れていようが空想の世界ではワーブが使い放題だ。
もうちょっと、現実的に考えようとする。
光速を超えられないという現実を受け入れるとしたら?
睡眠時の空想ではまったく歯が立たなかった。
寝る前に、ちょっとググる。
地球から最も近い恒星は、プロキシマ・ケンタウリ 4.2光年の距離
うん。4.2年なら往復で8.4年だ。
光速に近い速度で飛ぶことができるなら行けるかも。
次は速度だ。ちょっとググる。
人類が有人飛行で最も早い速度を出した例はアポロ10らしい。
39,897km/h ん? これ光速換算でどのぐらい?
光速は約30万km/s 時速ならその3600倍だから10.8億km/h
あら? 人類はまだ光速の何万分のいくつというレベルでしか
飛んだことが無いらしい。
ということは、一番近いプロキシマ・ケンタウリまでいくのに
何万年? 何十万年? やはり全然だめだとわかった。
『現実的に』という枠を外さないと到達できない。
距離と速度のことを考えていくと、
宇宙物の空想の世界の選択肢は大きく分けると、
数えるほどしかパターンはない。
1)人類がワープを使うようなエピソードにするか?
2)冷凍睡眠で気の遠くなるほど長い年月を費やすか?
3)人知を超える異星人のほうが太陽系に来るか?
4)その他の超常現象で何光年も先の世界と行き来できるか?
5)現実路線で、太陽系の中だけにするか?
もう、あといくつかは、パターンが有るのかもしれないが、
動物の系統樹のような考え方で言うと、
根っこに近い部分で、このいくつかの太い枝に分かれる。
空想の物語だから、どれが正解の枝ということはないのだろう。
さらに、それぞれの枝で、さらに細かく分化し、進化する物語が有っていい。
それぞれの枝で「物語の卵」を育てていくしかないのかも。
では、どの枝を選ぶ?
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