第2話 スキル確認

うーんなんか頭グラグラするー。

何処だここ?

辺り一面木しかない。どうやらここは森のようだ。


『お目覚めになりましたかマスター』 



女性らしい声が頭の中で響く。

誰だお前?


『私はマスターのスキルです。』


俺のスキル?

そういえば女神からたくさんもらってたな。

何がなにかわかんないけど。



『マスターが今所持しているスキルは「世界のナビゲーター」 「望むモノ」 「多言語理解」

「痛覚無効化」 「即時治癒」です』 



どうやらスキルが色々あるようだ。


最後の3つはなんとなく分かるが「世界のナビゲーター」と「望むもの」とはなんだろう?


『世界のナビゲーターは私の事を指します。

スキル内容は「鑑定」「オートマッピング」 

「知覚速度上昇」「ナビ」「スキル使用補助」

「魔法使用補助」「武具使用補助」となっております。』


なんかすごいスキル内容だ。

こんなヤバそうなスキル俺が持っていていいものなのか?



『私はマスターの魂の一部に存在していますので問題ありません』



いやなんか怖いなそれ。

まぁいいか。

お前は名前とかないのか?



『私には名前がありません。』



うーむ呼びやすいように名前あったほうがいいよな。

名前つけてもいいか?


『問題ありません』

よしキタ!うーん名前かー。俺ネーミングセンスないんだよなー。えーとナビゲーター ナビゲーター


よし!お前は今日からナータだ!ナビゲーターの「ナ」と「タ」を取ったのだがどうだろ う? 


『……分かりました。私は今日からナータです。』



うむ。若干機械的な声が人間らしい声になったような気がする。



名前あったほうが便利だからな!



おっといけない、本題を忘れるところだった。


「ナータ、この「望むもの」というスキルはなんだ?」



『「望むもの」はマスターが望んだスキルを入手することが可能です。』 


えぇーーー!なんだそのチートスキルは!

んじゃ例えばテレポートのスキルがほしいと願ったらそれが手に入るのか!

やばすぎるだろ。


『マスターに報告です

スキル「瞬間転移」を獲得しました。』 


いやいやゲットできちゃったよ。

このスキルは人前に出たら隠しておいたほうがよさそうだなー。


人がいるのかわかんないけど。


『この世界にはドワーフやエルフ、人間やその他様々な種族が暮らしております。』 


なるほど~

とりあえずこの森?から抜け出したいな。


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