23. 朝勃ち

ある日目が覚めるとお母さんが寝ているはずの布団に知らない男の人が寝ている。


パンツを下ろして寝ていて


剥き出しで寝ている。


近所の子供のミニぞうさんなら見たことはあったが


大人の男の人の大人ぞうさんを初めて見たわたしは

病気だと思った。色も黒ずんでいるし朝勃ち状態を腫れているんだと思った。


少し水をかけて、変化がないので3階の寝室から降りてリビングに行きお母さんにあの人は誰かと問うと

「お父さんになる人よ」と説明される。


その後起きてきた男は開口一番に「まい、かおり、よろしくな」と呼び捨てられて2人でイラッとしていた。


この男は「かわしま」わたしもかおりも全く懐かないしソリも合わず嫌な空気の中の共同生活。

ご飯を作るときはかわしまのご飯に落ちたものなどを入れたり歯ブラシでトイレを擦ったりして気を晴らしていた。


かわしまは私たちに手を挙げることは無かったが

物に当たるタイプだった。壁に穴をあけたり。


絶対に結婚して欲しくないしすぐ別れて欲しかった。

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