19. 勉強
2年生の頃まで自分は天才だと思っていた。
勉強は得意だと思っていた。
3年生になって割り算のひっ算でひっかかり
そこから勉強が嫌いになる。
国語は好きだったので勉強せずとも授業を受けているだけでテストはいい点が取れていた。
4年生以降はマンガを読む、夜更かしをする ことを覚え、朝起きるのが嫌になる。
寝坊や遅刻、学校に行きたくないという私に
お母さんは割と寛容であった。その事を理由に殴られることは無かった。
しかし学校には行きなさいと怒られはしていた。
5年生のある日、ゴミの日にランドセルと制服一式をだした。
翌日、当たり前のように子ども部屋で過ごしていたら
昼頃に起きてきたお母さんが子ども部屋を確認しに来る。
「あんたなにやってんの?学校遅刻やん。行ってきなさい?」
「ランドセルと制服捨てたから行かれへん」
「あほか!私服で行き!」と怒鳴られ
制服ないから行けません作戦は失敗に終わる。
学校に到着したが教室に入れて貰えずそのまま会議室に通され、担任がお母さんに電話する。
結果、残り卒業まで1年と少ししかないのに買い直すのは大変だから。ということで1人だけ私服で通うこととなる。
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