8. 飢えと胸の抉れ
私が手足の自由を奪われ、食卓に繋がれている間。
より幼い妹は普段通りのほほんと過ごしている。
私がこんな状態でもお構いなく時間は流れるし
母親は仕事にも出かける。
祖母はそもそもあまり帰ってこない。
この繋がれている期間、私に飲食は許されなかった。
お腹が減ったと泣くとガムテープで口を塞がれた。
その状態で泣くと鼻が詰まり呼吸が難しくなるため
死なない程度に泣き止んでいた。
苦しくなるので本能的にそうなった。
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