会長サイド
生徒会役員とのジャンケンで負けた俺は転校生を正門まで迎えに行った。
それにしても、夜須川栄人か…
その名の通り真夜中を彷彿とさせるような艶のある黒髪、黒目。シャープな顎ラインから真っ白な首筋の先にはエロスを感じさせる鎖骨、乾燥を感じさせないピンク色の唇、憂いを帯びたような表情が合わさり蠱惑的な雰囲気であった。それに、倒れて俺の腕の中にすっぽりとおさまっていた。男だとは分かっているが、なんというか抱き心地が良かった。あと、何もないところで躓くところがなんか抜けてていい!って俺は何を考えているのだ。
生徒会長であり、引く手数多のこの俺が一介生徒の惑わされるなど…
でも、いい匂いしたし、あの美味しそうな唇に触れt…って違う違う。
そうだ、新歓についての書類を完成させなければ。
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