第10話 新たなる悲劇…と発覚

…また結花は目が覚めた。

この感情はもう何回目なのだろうか?

不安を感じながら下へ降りる。

結花母「結花ーおはよ…??」

結花は先のことがわかっているような気がして最適解の行動を望んだ。

結花「ちょっと友達と行ってくる!7時には帰るでね!!」

待ち合わせのショッピングモール。

もう楽しさは消えつつあった。

向かう途中結花は勘づく。

「この世界はこの日をループしているのではないか?」と。

実際、その予想は正解だった。

あの日の帰りに睡眠混合症を発症しておりその日の記憶が強く脳に影響し結花は夢の中であの日を彷徨い続けている。

しかしその無限は終わりを知らない。

結花は勘付き色々な考えがよぎっていた。

しかし結花は抜ける方法を知らない。

たとえ真実がわかっていたとしても。


場面は現実の結花へ変わる。

結花はひどくうなされながら何時間も起きない。

心配した母が救急車を呼び搬送されたが、意識は未だ戻らない。

結花が勘づいた頃現実は2日ほどたってしまっていた。

医師もお手上げであった。

睡眠混合症は対策法がないのだ。

もちろん、情報がないわけではない。

しかし薬剤は効果を発揮しない。いつどこでどのように発症するかも分からないのだ。

医師は現在の結花の症状を「無限型」としている。

睡眠混合症にはいくつか種類がある。

不可思議型

しっかりとした「夢」がいくつも続くもの。

混合型

現実に似た夢であり区別がつきにくいもの。

そして結花の現在の無限型だ。

無限型はデータが少なくまだ解明できていないものも多いが永遠にループするものと仮説されている。

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