第9話 新たなる悲劇…と変化
結花「ふぁあ…おはよ…」
ベッドから体を起こす。
しかし結花は、今日はいつになく楽しそうな表情でキッチンへと降りてきた。
結花「おはよ〜!」
結花母「あ、結花!おはよう!」
「今日は、いつもより元気じゃない?」
結花「そ、そうかな…アハハ…」
と言いつつ結花の顔はすごい楽しそうな顔である。
結花母が勘づく。
「何、どっか行くの?」
結花は
「ギクッ…バ、バレた…」
結花母「やっぱり!結花がそんな顔するのはお出かけの時だけだもん!」
結花はそんな母の言葉に少し傷付きつつ、家を出た。
結花「いってきまーす!7時には帰ってくるよー!」
結花母「行ってらっしゃい!」
そうして移動すること30分、待ち合わせ場所のショッピングモールに着いた。
おーいと、誰かが呼んでいる。
結花「あ!ももちん!もう居たんだね!」
百花「もちろん!じゃ、行こっか!」
結花「うん!」
その後数時間、結花と百花は買い物を楽しんだ。
そして…
結花「じゃあそろそろ帰ろっか!」
百花「そうだね!帰り気をつけてね!」
結花「うん!じゃあね、ももちん!」
そしてまた30分かけて、家に着いた。
歩き回ったせいで、とても疲れながら帰ってきた。
結花「た…ただいま…」
結花母「おかえり、疲れたのね、晩御飯今食べちゃう?」
結花「後でいいわ…」
結花母「じゃあ、疲れとれたら降りてらっしゃい!」
結花「うん…」
階段を上る。
自分の部屋に着いた途端、荷物すら置かずにベッドに倒れた。
そして、5分も経たずに眠りについた。
しかし、結花には違和感があった。何故か先の展開が読めるのだ。まるでもう経験しているかのように。
まるでこの世界が…ループしているように。
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