第4話 明確の終わり

アレ以降、私はよく眠るようになってしまった。それは、授業中、休み時間、下校中、部屋の中……もう数週間で50は寝たんじゃない?ってぐらい寝た。

そして、私に最悪の事態が起きてしまった。

夢がついに現実の生活に寄せてきたのだ。つまり、夢と現実の判断が付きにくくなったって事。

それから暫くして……


ある授業中……


担任「結花寝たか?起きろ!」

目は覚めない。

「結花!!そろそろ起きたらどうだ!?」

ハッとして起き上がった。まずい、寝落ちる前の記憶は昼休みだ。

ふと時計を見ると…授業終了10分前だった。


放課後……

中山百花「結花ー?先公が呼んでたよ〜?」

結花「あ、ももちん!」

「じゃあ先生のとこ行ってくる!」

百花「先帰ってるからー!」

結花「うん!」

誰もいない教室を開ける。

なかには担任の高山先生が1人座っていた。

「結花、来たか。ちょっとここ座れ。」

結花「はい……」

高山「お前、最近大丈夫か?ぶっ倒れてから、本調子じゃないだろ?」

結花「は、はい…(夢が混ざりかけてたなんて言えない…)」

(いや、言わなきゃ!)

結花「先生、実はわたし……」

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