それそれの方向性について
1 小説の方向性の話
ジャンルが違えば方向性が変わる。
もちろん【ラノベ】と【一般小説】でも方向性は変わってくるわけだ。
ラノベの向けは【中高生】辺りらしく、余計な説明を不要とした一直線の物語となる。
もっとうまく説明出来たらいいのだろうが、俺はラノベを好んで読むことがないのでこれ以上の説明は難しい。
恐らく重要なのは【余計な説明】という部分。
ラノベのライトは【思考的な範囲】の話であって、曲がり間違っても【拙い文面や中身の薄いもの】を意味するわけではないと思う。
つまり『御託は要らねえ! この世界には魔法があると言ったらあるんだ』こういうことだと思うのよ。
軽いは【不要な説明を抜く】ことだと思うんだよね。
この場合の方向性の違いはこうすると分かりやすいかもしれない。
web小説の場合は先に設定するからこういう概念はないかもしれないが、【出来上がったモノがどんなジャンルに属するか考えて決める、合致させる】のが一般小説。
ジャンルを決めてからスタートするのが【ライトノベル】だとする。
そのライトノベルがファンタジーだった場合
『魔法が使えるのは何故か?』
『ファンタジーだから』
これだけで説明ができる。
一般小説だった場合
『その小説がファンタジーだったのは何故か?』
『魔法の使える世界だから』
結果になるんだよね。
大人になると裏設定や理屈を必要とするが、子供はそこに注視はしていない。
何故魔法が使えるのか世界観に厚みが欲しいと思うのが大人であり、そこは特に必要ないのが子供なんだよね。
自分で例えると、小学生の時からミステリーは好きだったが謎自体に興味はあっても『何故この人はこんなにしょっちゅう事件に遭遇するのか?』なんて考えたりはしなかった。
『そういうもの』とすんなり受け入れることが出来るのが子供時代の考え方なのだと思う。仮にこの人はこういう理由でよく事件に遭遇すると書かれていたとしても『ふーん』で終わってしまうだろう。
そんなことには関心がないから。
大人になってくると『リアリティ』を求め始める。
違和感や矛盾を受け入れることが難しくなるんだよね。
それはいろんな経験をして現実を知るから。
こういう経験をしたことは無いだろうか?
子供の頃に『よく分からないな』と思っていた映画を大人になってから視たら『感動した、共感できた』という経験。
それとは逆に子供の頃熱中していたアニメや映画を今視たら『こんなだっけ?』とガッカリするなど。
人はいろんな経験をして成長していくものなので、人によっては日々考え方が変わってくることもあるかもしれません。
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