ちょっと小話~国際恋愛について思うこと~
国際恋愛といっても、結局のところ普通の恋愛と変わらない。
僕は常にそう思っている。
たしかに日本人同士だと言葉に発しなくても感情やその場の空気のようなものをツーカーで分かり合えることもある。
日本語である分、使う単語も的確で、それぞれの言い方・言い回しのニュアンスでケンカに発展しないことや逆に(意地悪だが、あえて)ケンカに発展させることもある。
自分たちの国の芸能や時事ニュース、あるいは過去に起きた有名な出来後も日常会話でよく出てくる一方、国際恋愛だと芸能や時事ニュース等は滅多に話さない。
また、英語である分、時々コミュニケーションでわからないことがあったり、意見をはっきりと言わないと伝わらないということはある。
言いたいことが伝わらない・・・
それが理由でお互いにストレスが溜まり、最悪大喧嘩にまで発展する。
その違いこそあれど、大枠は国際恋愛、日本人同士の恋愛、正直そう変わらないと思う。
僕は何人かの日本人女性ともお付き合いをしたり、デートをしたことがあるけど、どっちがいいとかどっちが悪いということはなかった。
○○人というよりも、一人の人として接することで、国の違いは大きな違いと感じなくなるものだと思う。
毎日白米を食べない人たち、ベジタリアン、辛い物好き、
毎日シャワーに入らない人たち、セックスの時にコンドームをつけたがらない人たち、
色々な生活習慣があるけれど、僕がそれに合わせたり、相手に合わせるよう強制することはない。
時々やっぱり同じものを食べて一緒に食事を楽しみたいと思うことはあるけど、それをしないと良いカップルになれないかというと、そうではない。
お互いの生活スタイル、お互いの心地よいペースを尊重しあう。
それで国や言葉の違いも乗り越えられるものだと、外国人と結婚した今確信している。
日本人同士でも朝型・夜型の人がいる。
大食いの人もいれば、小食の人もいる。
アレルギーもちの人もいれば、そうでない人もいる。
朝型の人が夜型の人と付き合えないかというとそうではない。
大食いの人が小食の人と仲良くなれないかといえば、そんなことはない。
基本的にはそれと同じなのだ。
言葉の壁は、たしかにある。
伝えたい細かなニュアンスが伝わらず、やきもきする時はある。
でも、一緒に長く過ごしていけば、なんとなくお互い分かりあうものだ。
そんな風に日々感じている。
最初の頃はそれこそ、〜人とデートしたとか、何カ国の人とセックスしたのかとか数えては自信に繋げていたが、次第に数えることも考えることもやめた。
ところで、話は変わるが、正直、これまでの私の経験をもっと丁寧に文字化できればよかったと思う。
そうすれば国際恋愛に悩む人たちにもっと読んでもらえたかもしれない。
自分の書く能力の低さに、少しがっかりしている。
一方で、細かな日常の記憶を記録していたわけではないので、どんなに文才があろうと、結局この程度の作品になってしまうのかなとも思う。
このエッセイを書いていて、改めて過去にお付き合いした人たち、出会った人たちとの思い出を振り返っていると、今まで忘れていたことまでふと思い出すことがある。
それが僕にとってはとても面白い。
書き進めていく中で思い出すこともあれば、全然思い出せずどうやってセックスまでいったんだったかと考え込むこともある。
だからセックスまでの流れを少し飛ばしていたり、それこそ細かなセックスの内容なんて覚えてられないので、何となくこんな感じだったなあと、当時の気持ちを思い出しながら書いている。
特に一度や二度デートしただけの人のことはあまり覚えていない。
だからエピソードによっては2割以上適当に書いたものだったりする笑 これから公開するコロンビア人との出会いなんて旅の疲れでほぼ覚えていないのである。
まあ、きっとこのエッセイ自体、誰の記憶にも残らないのだろうけど、自己満足作品でも十分かもしれない。
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