第7話 国際デート2 ~カナダ人~
Tinderで出会った外国人2人目はカナダ人女性のアマンダだ。
アマンダは日本に留学することを夢見ていた旅行者で出会った時は既に1ヶ月近く東京に滞在していた。
ブロンドで青い瞳を持つが、メアリーほどサラサラした髪はなく、少しぼさっとしていた。
また、身長は170cmくらいと背が高く、ガタイもよかった。体格のせいもあるのだと思うが、全体的に少しガッチリしたイメージ。
そしてもう一つ付け加えると胸が大きく、谷間がよく見える服をよく着るためか、セクシーもとい、エロカッコかった。
メアリーとはなんとなく対照的だった。
彼女は男兄弟と観たアニメをきっかけに日本に興味を持ち、日本の大学留学を考えているとのことで、メアリーと比べても話が進んだ。
とにかく活発で陽気でよく笑い、一緒にいると楽しかった。
食べ物やお酒をはじめ、ポケモングッズのようなお土産を買いに行く手伝いを何度かした。
列の待ち時間には自分が今何をみているかを当てるゲームをしようと誘ってくれたり、付き添いの僕を飽きさせないようにしてくれた。
どことなく面倒見が良かったのは長女だからだろうか。
「私は色々な国を旅したけど、日本が1番過ごしやすい!」
僕も色々な国は旅していたので旅行の話でも盛り上がった。
日本の便利なところ、逆に海外と比べて不便なところはよく話した。
また、好きな旅行先はお互い海で、アジアが好き。
やはり文化の違い云々よりも価値観が近い人の方が接しやすいということに気がついたのはこの時だった。
アマンダは日本に馴染もうと努力していた。
積極的に居酒屋や日本食レストランに行きたいと言い、連れ回してくれた。
慣れない箸を使ってゆっくりとご飯を食べる様子が愛らしく、僕はよく赤ちゃんのようだとからかっては2人で笑った。
白子を見て目を大きく丸くしたり、あんこを食べれば豆に砂糖入れる発想はないわと驚いたり、コンビニのおにぎりのパッケージを面白がった。
こういった前向きな反応をしてくれると付き添いがいがあるというものだ。
アマンダもホテルなどで他の外国人観光客とも仲良くなったものの、やっぱり日本人と話す方が好きと言って毎日僕を誘ってくれた。
時には他の外国人旅行者達との飲み会にも誘ってくれた。
「日本は好きだけど、私は日本語はまだ勉強中であまり話せないから英語ができるあなたと友達になれてよかった」
と彼女は酒の席では毎回言ってくれた。
ついでに日本語、英語を教えあっていた。
彼女との距離感は近く感じていたものの、これがどういう関係性なのかいまいち掴めずにいた。
マッチングアプリで出会ったからデートを求めていたと思ったけど、違うのかなとモヤモヤしていた。
すると、ある日、外国人旅行者達との飲み会に参加している最中に、アマンダから映画を観ようと誘われた。
映画を観るにはかなり遅い時間だった。
既に最終上映が迫っていて、2人でお金を残して足早に店を抜け、近くの映画館に入った。
飲み物を買って席に着いた。
暗闇の中、上映が始まると彼女は僕の手を握ってきた。
一気に緊張感が高まった。
胸がどっどっどっと鳴っているのがアマンダに伝わってしまうのではないかと思うと益々鼓動が速くなった。
アマンダが時折僕の頭に顔を寄せた。
ドキドキして映画の内容どころじゃなかった。
次第に映画の内容について耳元で冗談を言うようになった。
日本の映画館では会話禁止だよ〜…!と思いつつも嬉しくて注意もできなかった。
しばらくすると耳元で何か言われたのだか、よくわからず、彼女の顔を見た。
するとアマンダの唇が僕の唇にくっついた。
舌が入ってきて、ネチャネチャとした音が映画館に響き渡った気がした。
興奮した僕らは上映終了後真っ先に席を立った。
「ねえ、映画の内容後半全然頭に入らなかったんだけど」
とゲラゲラ笑うアマンダ。
僕も僕もと笑いながら足早に外へ出た。
この後どうする?といったアマンダの顔を見て、僕は終電には間に合いそうにないかなと呟いた。
「じゃあ、今日は一緒に寝よう」
アマンダに誘われて彼女と一緒にホテルへ向かった。
「2人分ホテルに払わなくて大丈夫かな?」
と僕が聞くと
「大丈夫じゃない?」
と適当な返事をするアマンダ。
大丈夫じゃない気がする…と僕が思って心配していると、ラブホの存在を思い出したアマンダ。
僕もラブホ未経験なため、試しに行ってみよう!と2人で笑いながらラブホを探した。
初めて入るラブホで緊張感は倍増したものの、綺麗で静かな雰囲気に一気に緊張感が和らいだ。
ここだ…とドキドキしながらドアを開けると広々とした室内に大きなジャグジー付きバスに2人で感動した。
「私、こっちに泊まればよかったー!こっちの方がいいじゃん!」
とはしゃぐアマンダ。
笑いながらキスを始めた。
2人の舌がしばらく絡まった。
僕がベッドに寝そべって彼女が僕の上に乗ってきた。
大きな胸がとにかく柔らかくてエロかったのも覚えてる。
綺麗なピンク色の乳首、ほどよく大きく、柔らかくて、下着で寄せなくても既にある大きな胸の谷間がとにかくエロかった。
いわゆるロケット乳、僕の念願だった。
パーフェクトボディではなくて、少しお腹周りに肉がついていたのも愛嬌があってよかった。
何度も何度も彼女が求めてきたのも覚えてる。
そして、それに応え続けた。
そういえば、彼女が僕の上に乗って、挿入しようとしてきた時、ちょっと待ってと言って僕は備え付けのコンドームに手を伸ばした。
アマンダは呆れたような表情で、
「それいる?」
と聞いてきた。
驚いた僕は、妊娠とか怖いというとアマンダは僕の上から降りた。
僕はコンドームをつけようとしたが、入らなかった。
僕が下手なのだと思ったが、後で分かったことだが、普通サイズは僕には小さかったようだ。
見かねた彼女はいらないからやろうと言って、再び僕の上に乗った。
ヌルヌルと僕のアソコが彼女の中に入っていくと、アマンダは激しく息をたてながら腰を動かした。
何度かやった後に、ジャグジーで遊んだ。
彼女はずっと笑ってた。
ジャグジーで遊んでる時に
「私、日本人のアソコはもっと小さいのかと思ってた!私あまり経験ある方ではないけど、こんなに大きいの初めてだよ!」
とゲラゲラ笑いながら揶揄われた。
僕は
「僕もあまり経験ないけどこんな大きい胸は初めてだよ!」
とからかい返した。
「そうでしょ?そうでしょ?私のは特別よ!あなたのちんこが特別なようにね!」
と笑わせてくれた。
朝になると急にゴムなしで何度も出していたことに不安を覚えた僕だったが、当の本人はアフターピルがあるから大丈夫〜と気にしていないようだった。
その日を境に、毎日のデート後にラブホに行くことが日課となった。
プレイ内容はいつも一緒。
騎乗位で彼女がリード。
「私はリードするのが好きなんだけど、受け身で相性の良い男にあまり出会えなかったんだよね。その点、あなたはいつも受け身でいてくれて嬉しいし、楽しい!日本の男ってみんな受け身なの?」
「いや、人によるよ〜」
「じゃあ、あなたが受け身なのね!もっとあなたで色んなことしたいなあ笑」
と僕がいじられる毎日だった。
僕は経験が少なかったため、彼女のリードが嬉しかった。
ラブホに慣れ始めると、ホテルごとにコンセプトがあることに気づき、毎回違うホテルを見つけてはコンセプトの違いを楽しんだ。
おかげで僕もラブホのことをよく知るようになった。
楽しいひと時も束の間で、彼女の帰国日が近づいていた。
近づくにつれてアマンダも元気がなくなってきている気がした。
アマンダは帰国2日前に試したいことがあるから1日ラブホに滞在しないかと聞いてきた。
なんだろうと聞くと、SMプレイを試したいという内容だった。
僕はとりあえずアマンダとラブホに行き、よくわからないまま、アマンダの好きなようにやらせてみた。
僕は手錠と目隠しをされ、ひたすらアマンダに攻められた。
僕が感じている様子を見てはけらけらと笑いながら何度もイカされた。
それがまあ気持ちよかった。
結局その日は本当に丸一日ホテルで骨抜きにされた。
アマンダはご満悦な様子だった。
「あー、私楽しすぎておかしくなりそう」
と真顔で言っていた。
彼女の性癖がその後どうなったのか今でも気になっている。
アマンダとは最終日は荷造りのため昼前に分かれた。
僕は寂しさに駆られながら、明日は空港まで見送るよとメッセージを送ると、嬉しいと返事が来た。
出発日、彼女のホテルで待ち合わせて2人で空港へ向かった。
彼女の荷物運びを手伝いながら、刻々と迫る別れの時間が煩わしかった。
僕の留学時期と彼女の留学時期とが被っていたため、日本で会うことはないだろうとお互い察していた。
「メッセージちょうだいね」
とアマンダに言われた。
「日本人は人前でこういうことしないんでしょ?でも、問題ないよね?」
長いハグをして、空港で見送った。
その後、2ヶ月くらいだろうか。しばらくメッセージのやりとりは続いたのだが、気がつくと彼女との連絡は途絶えた。
その後日本に来たのかどうかはわからない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます