最終話 あそこが大きくて

僕が妻と結婚する前に付き合っていたメキシコ人の彼女がいる。


その女性とは毎週のように喧嘩をして別れ話をしていたが、一方でやることは毎日のようにやっていた。


理由は単純。


彼女が僕のあそこが好きだったから。


ある日こんなことを言われた。


「私はセックスあまり好きじゃなかったけど、あなたのちんこのせいで好きになった」


彼女は付き合ってしばらく経っても週に一度は僕のあそこの大きさを笑った。


馬鹿にされてる気もして笑われること自体はあまり嬉しくなかった。


しかし、僕のあそこが好きだと言ってくれたのは嬉しかった。


散々これまで色んな人に笑われてきたし、痛いから嫌だと嫌われたこともあった。


妻にもデカいと何度も言われている。


最初にやった時は、


「おお、これはデカい…」と驚いていた。


勃起していない時でさえ、勃起していると今でも勘違いされる。


つい先日、妻がズボンの上から僕のあそこに沿って指で何度も撫でてきた。


「なんでなでるの?」と聞くと、


「勃起しているのかと思ったの」と答えた妻。


「別に通常状態だよ」


「あなたのはいつもズボンの上から見える。いつもそう」と少し真面目に言われた。


「いつも見えてるの?」


「うん、いつも。目立つよ。」


また、僕のは大きすぎてちんこではないと冗談を言われることもある。


ただ、妻は僕のあそこが嫌いだ。


だからレスになっている。


たまにやると痛くて気持ちよくないと適当にあしらわれる。


そんな日々。


今は基本黒のズボンしかはかない。


でも歩いている時に勃起したら女性の視線は感じるし、そうでなくても座った時にできる小山が個人的に気になることはある。


温泉やスーパー銭湯に行くと時々ゲイっぽい人にニヤニヤと見られることもある。


不自由なことはそれなりに多い。


不思議なものでそれでも長さは満足していない。


20cmは欲しかったと時々思ってしまうのだから男心はめんどくさい。


ところで、より大きくするにはどうしたらいいのか考えたことがある男は少なくないはずだ。


実は長さに満足していない僕も色々と試したことがある。


サプリメントも巷で噂のトレーニングもした。


個人的にはいずれも効果がなかったのが残念だが、一つだけ気になっていることがある。


それは、成長期の時に下半身すっぽんぽんで過ごすとどうなっていたのかという疑問だ。


実は最近下着のサイズを間違って買ってしまい、Sサイズを買った。


ウエスト的には問題ないが、股間的には大問題で、夜寝ているときなんかは特にきつくて痛いし、心地が悪い。


だから下着から出して寝るのだが、それがまあ、楽なのだ。


ただ、朝立ちすると今度はズボンにぶつかってきつくて心地悪い。


そこで思うのだ。


もしズボンもはかずにすっぽんぽんなら、股間が自由にのびのびと伸びたのではないかと。


成長期であれば、特に長さ的に成長を阻害するものがなくなり、夢の20cm越えもありえたのではないかと。


ぜひ、今成長期の男性諸君には試してもらいたいものだ。


できれば、1年以上続けてほしい。


そしてぜひここで結果を報告してくれ。


…もう、書きたいことは書き尽くした。


今後微修正をすることはあるかもしれないけれど、この恋愛と性生活のエッセイは、いったんここまで。


ここまで読んでくださった方はいないかもしれないけれど、もしいたら、感謝です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る