第51話 イオラニ宮殿


「よっしゃ!やっと最後の島やな」

「ケント達はクアロア・ランチって有名な場所に行ってるってさ」

「映画の場所っすねー」

「俺らはどっちに行こうか?」

「どーせダイヤモンドヘッドに行こうってなるから俺らは残る」

「イオラニ宮殿っすね」

「だな」

 そうしてきたイオラニ宮殿はキングストリートに面した場所にドカンと立っていて荘厳としていた。


「よっしゃ入るで!」

「よしっ!」

 ギルドで着替えて出発だ。

 1階層から兵士の鎧を着たスケルトンだ。

「ほお!ええやないですか!なんか宮殿っぽくて」

「そうか?まぁそうだな」

 ドロップは剣などのスケルトンの持ってた武器と魔石。


 いやぁ、スケルトンが多いなぁと思いながら進んでいく。

 10階層、スケルトンナイト、

「骸骨ばっかやないか!」

「なっ!まさかだけど」

「言わんといて下さい」

「ほなら、さっさと先に進むで!」

 と言いドロップを拾うと先に進む。

 ドロップは剣と魔石。宝箱は銀貨10枚。


 20、30階層とやはりスケルトン系で攻めてきている。

「あーもう嫌や!」

「みんな思ってる」  

 人骨モンスターばかりで張り合いがない、まぁ、強さは少しづつ強くなっているからまだいいかな?

 いやでも、多すぎるよな。

 40階層、守護騎士スケルトンシュバリエ

「何でフランス語やねん!」

「えっ!お前なんで?わかんの?」

「これでもそれなりに勉強はできますさかい」

「こわっ!」

「兄貴はこれでも大学生ですからね」

「うそだ!」

「嘘やないやろ」

「じや、じゃあ、何でダンジョンなんかに?」

「最初はサークルから来ててん」

「うわっ!わからないもんだな!」

「ふふん!」

「あっ!機嫌のいい時の兄貴だ」

「そんなわかり方嫌すぎる」

「なんでやねん!」

 ドロップは十字架に魔石。宝箱からは銀貨40枚。


 50階層、ブラックスケルトンドラゴン

「ゴッツ強いやんけ!」

「だな!硬すぎる!」

「うお!せっかく斬れたのにくっついた!」

 再生持ちか!

「うおぉぉ!」

「はよ仕留めて下さい!」

「ブレイブスラッシュ!」

「よっしゃー!」

「って嘘やろ!

「あ!あれが核や!」

「行けっ!壊せ!」

「無理や!」

 もう回復が終わってしまった。


「ヌオォォォ!」

「マサキはん!早よ撃って」

「一時間はクールタイムがいる!」

「嘘やろがい!」

「ヌオォォォ!魔王はんよろしゅう!」

「うむ、我の出番か!ブラックレイ」

「ヌオォォォ!」

「俺らにも当たるだろうが!」

 黒い光のレーザーが大量に振ってくるので避ける。


「はぁ、はぁ、はぁ、」

「な、何とか倒せたな」

「魔王はん!もうちょっと考えて魔法撃ってや?」

「わ、分かった」

 はぁ、生きてられたからよかったわ。

 って!まだ先があるんかい!

「今日はここまでにしよう」

「えー!またこなあきまへんやん」

「しかたないだろ?もう夕方だ」

「あ、ほんまやー」

「しょうがないからホテルに行こう」


 2日目、

 51階層から出発。

 51階層、メタルスケルトン、

 スケルトンのくせに銀色に輝いている!がやはりスケルトン系は核を潰さないといけないか!ドロップは剣と魔石。


 52階層、ナイトスケルトン

「黒いだけやないか!」

「ナイトってそっち!」

 ドロップは次のネックレスに魔石。


 53階層、ガシャ髑髏

「日本やないんかい!」

「まぁ、海外の名前もあるだろうさ」

「がしゃーどぅくろぉー」

「あほ」

 ドロップは骨と魔石。


 54階層、ミスリルスケルトン

「いやぁ、もったいない!」

「そうだな!こんなのに使う鉱石じゃないだろ?」

 ドロップはミスリル鉱石に魔石。


 55階層、アダマンタイトスケルトン!

「こりゃかたいでっせ!」

「待ってろよ今度はちゃんと核探せよ」

「わかってます」

「ブレイブスラッシュ」

「どおりゃあ!」

 核を潰してなんとか倒した。

 ドロップはアダマンタイトのインゴットと魔石。


 おっ!ダンジョンコア!

「ダンジョンコア入りましたで!」

「何だよそれ?ありましただろ」

「よかった、これで帰れるな」

「うむ!」

「魔王はんもゲームクリアしましたか?」

「裏ボスがなかなか倒せなかった」

「そうでっか!」

「あれっ?こっちに道があるぞ?」

「嘘でっしゃろ?」

 緊張して進んでいくと、

 宝箱だった。

 宝箱を開けると金貨100枚だった!

「ここは舐め腐っとるの!」

「しょうがないだろ」

「あー腹立つ!早よケントハンと合流や」

「だな!最後のダイヤモンドヘッドに行こうか!」  

「そうでしたな!」

「さあ帰ろう」

 そしてダイヤモンドヘッドに集合することになった。

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