第46話 マウイ島
「こっちやこっちー!」
ほんと元気なやつだな。
「どーでしたか?なんか進展は?イテッ!」
「あるわけないだろ!と言うか魔王は何してんだ?」
「あー、出番がなくてゲームしてますねん」
「あはは、まぁそうだな、魔王は先に行くか?」
「いや、皆と一緒に行く」
「そうか、それの方が安心だから良いか」
次はマウイ島とラナイ島だな。
「俺らがマウイ島に行くからマサキ達はラナイ島だな」
「それより少しくらい観光しようぜ?」
「まぁ、いいけどな。こっちもショッピングはしたしな」
二時間はモールにいたな。
「うちらも飯くらい食いましょうよ」
「だな!」
タクシーで美味い飯屋を紹介してもらい、ロコモコ、マヒマヒ、ガーリックシュリンプなどを堪能した。
次の日は、よし!ではマウイ島に出発!
「ここがハレアカラ国立公園か、ひっろいなぁ!」
「ねぇ!ここすっごい映えるよね!」
「あはは、あっちまで競争」
「しないしない!滝があるとこまで歩いていくんだからね!」
「あぁ、うちらも歩きやったらよかったのに残念やわー」
「うそつけ!ならお前だけでも着いてこい!」
「嘘です嘘!がんばって!」
と飛行機に乗ってラナイ島へ行った。
さて俺らは頑張るか。
「途中休憩ありありでよろ」
「そらな、まぁ、みんなが言ってる方に行くぞ」
冒険者の格好をした人たちが歩いているので着いていく。
まぁ、途中休憩の多いこと、絶景なのはみとめるけどな。
ようやく着いたな、滝の目の前にギルドがある。
着替えて中に入っていくとなかは普通に洞窟風のダンジョンだなぁ。
だが10階層から違う景色に変わる。絶景にそのままモンスターがいるような景色に変わるとボス部屋だと知っていても写真を撮ってしまうのが人間だろう。
10階層のボスは地龍、
ここはなんとしても来てみたい場所だな。
まぁ、地龍を倒せる冒険者がいればだけどな。
と難なく倒してドロップは皮に魔石。宝箱は銀貨10枚だ。
さてさらに続く絶景にスマホを離さないエリナと鈴木さん、俺とオキヌで敵を倒していく。
30階層は何故か鳳凰が飛んでいた。
いや美しいけれども!
「いやぁ!映え!映え!まじすごい!」
「綺麗ですね!」
「もういいかな?」
「もうチョッチ!」
と撮影タイムが入るから進みが遅い。
倒すのに時間はかからないので良いのだけどさ。
ドロップは羽と魔石、宝箱には銀貨30枚。
はてさてそろそろ飽きて来たんじゃないかと思ったら夕暮れ時に変わって来ているのでこれでもかとシャッターを切っている。
これ50階層は夜なんじゃないのかな?
それを期待している2人に飽きて来てるオキヌと一緒に斬りまくって倒していく。
フィールド型のダンジョンだから階段探すのに一苦労だ。
そして40階層ちょうど良い感じに夕陽が沈む頃でレッドドラゴンが映える。
やべっ!俺も撮りたくなるが後でデータを貰えば良いかとそこは我慢する。
倒すのには時間はかからないのだよ!と倒し、ドロップは皮とツノと魔石、宝箱には金貨1枚。
42階層、大蝙蝠、
夜だから見にくいのでフラッシュの魔法で落ちてくるオオコウモリにトドメを刺していく。ドロップは羽に魔石。
43階層、ブラックウルフ、
ここら辺はもう近くに来ないとわからないからライトで照らしたいがそこは写真家と化した2人には御法度らしくガチでやらなきゃやられる状態だった!ドロップは毛皮と魔石。
44階層、ナイトクロコダイル
水辺に赤い目が光っているので倒しやすいが怖いんだよ!ドロップは皮と魔石。
45階層、ブラックドラゴン、
これまた見にくいのが出て来たなとライトで照らすと襲ってくるので普通に斬った。
良い写真が撮れたとご満悦な2人に怒っても良いような気がする。
ドロップは皮と魔石。宝箱は金貨1枚。
46階層、ブラッドマウス、
最初はわからずに噛まれたがネズミだと知り魔法を連打する鈴木さん。
ライトを使えば寄ってくるので一網打尽にした。ドロップは歯と魔石
47階層、ファイヤーフライ
でっかい蛍だな、幻想的だが攻撃はえげつなく噛み付いてくるのでこっちも必死にどうにか倒さずに行こうとしたが途中からオキヌが起こってハエ叩きのように鉄扇で打ち落としていた。
甲殻と魔石をドロップ。
48階層、流石にもう良いだろうと怒って一緒に倒すのはブラックスコーピオン!
ドロップは甲殻と魔石。
49階層、ブラッドスネーク、
「蛇がデカいな!」
「しかも多い!」
4人で手分けして倒していく。
皮と魔石をドロップ。
50階層、ビッグワーム。
満月がでかい!そして大地から突き出るショットが欲しいと言って俺を生贄にしないで欲しい。
何とか写真も撮れたようだし最後に倒し、マジックバッグと魔石をドロップ。
宝箱には金貨100枚だ。
奥に行くとダンジョンコアがあって何とか攻略できたが外に出るともう夜中だった。
テントで寝て次の日の朝早くから周って帰る。
いやぁ、すげえ歩いた気がするのは俺だけか?
なかなかハードなダンジョンだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます