第16話 山口県


「はあ、喋れるのを斬るのはあまり心によろしくないな」

 46階層、アイスニードル、

 毬栗のでかいバージョンだな。忍刀氷華も手に入れたしこれで行くか、ザクザクと刺せば消えていく。ドロップはアイスダガーと魔石。ここでダガーは要らないかな、まあ貰っとこう。


 47階層、アイスジャガー、

 速さで撹乱して来るが、忍刀氷華で一刀両断して終わる。ドロップは毛皮と魔石。

 もうドロップはこういうのでいい気がするが、


 48階層、アイスレオ、

 ライオンかよ、もうネタ切れかな?

斬り倒しドロップは毛皮と魔石。


 49階層、アイスタイガー

 ネタ切れみたいだな!これでしまいだ。

忍刀氷華で斬り倒し毛皮と魔石。


さぁ。50階層。

 アイスドラゴンだ。火遁の術!

 嫌がるアイスドラゴンだが、ブレスをはいて消してくるか。ならファイヤーボール連続発射だ。ラストは忍刀で首を斬り落として、

ドロップはアイスソードに拳大の魔石。

 宝箱には金貨50枚だ。

 先に進むとダンジョンコアがあり2を選択してダンジョンコアを受け取ると影収納に入れる。


 タクシーを呼んで桐生院に電話をする。

『はい、どうしたんだ?』

「アレは前からあったダンジョンだそうだぞ?」

『なに?それならまだあるのかもしれぬな』

「そう言う事だな」

『分かった調査をさせよう』

「了解」

 電話を切りショップを確認して背中に刀を刺せるようにしたいのでそれ用のベルトを探す。


 空港に着く頃には寝てしまっていた。

「はうっ。寝てしまったな」

 金を払い空港で背中に使うソードベルトを買いダンボールから取り出すまぁ、いいんじゃないかな。影収納に入れておく。

 次は山口県か、はぁ、乗り換えして山口県に行かないとな。

 羽田空港まで飛んでから山口宇部空港に向かう。


 さてここからはタクシーだ。秋芳洞まで行ってもらう。

 秋芳洞を裏から周りダンジョンの入り口を見つけると中に入っていく。

 やはり1階層はスライム。お決まりだなと思いながら先へ進む。

 もう30階層も過ぎ40階層、ボス部屋は空中に浮かぶフカ、サメだな。空中を自在に泳ぐ様子は圧巻だが。噛みついてこようとするのはいかん!肩から忍刀を、抜き放ち斬り落とす、ドロップはシャークナックルに魔石。


 41階層はオーガ、肌色のオーガだな。

 まぁ、オーガウォーリアよりも下のオーガが相手だからとタカを括っていたらぶん殴られて壁に激突した。なかなか素早いな。

とりあえず忍刀を抜き放ちすり抜けざまに斬る。ドロップはオーガの皮と魔石だ。


 42階層、オーガウォーリア、こっちも肌の色が違うな。ダガーで斬り刻むと、ドロップに変わる。オーガの鎧と魔石だ。誰が着るんだこんな大きい鎧?


 43階層、大蝦蟇、カエルのお化けだな。

槍を手にしているのでこちらは忍刀で応戦する。まぁ、そこまで強くなかったので倒してしまう。大蝦蟇の槍と魔石をドロップした。


 44階層、外道と言う霊だ。これは魔法でファイヤーボールを撃ち込めば倒せたのでよかった。煙玉と魔石をドロップしたのでここでは煙玉をストックする。


 45階層、猿猴というカッパだな。

 逃げ回るばかりで追うのをやめると変な踊りを踊りこちらをバカにして来る。火遁の術で炙り出そうとすると燃えて倒れた。ドロップは猿猴の槍と魔石だった。


 46階層、ブラックミノタウロス、

 こちらは力が強く破壊力があるが避けて斬り落とすとドロップは皮と魔石だった。


 47階層、ブラックウルフ、

 ウルフ系は素早いのでとにかく早く倒すに限る。ドロップは毛皮と魔石だ。


 48階層はホワイトバッファロウ、なぜこんなところにと思うが出てきたのだから仕方ない、首を切り落とすと肉と皮と魔石が手に入った。


 49階層、大首と言うでかい頭が転がって来る。流石に面食らって逃げてしまったが。倒すしかないので忍刀で一刀両断する。

 ドロップは銀の太刀と魔石だった。


 50階層。ボス部屋だ。

 白ギツネが可愛いがこれもボスなのか?

 刀を向けても無抵抗で可哀想になって来る。先に進んでいいか?と聞くとコンと鳴くので先に進むとダンジョンコアがあった。

 ダンジョンコアを影収納にしまうと外に出る。白ギツネも外に出れて嬉しそうだ。なぜか懐かれたので家で飼うことにする。と思ったら人間に化けた。

「わっちを助けてくれてありがとう」

「いや、こちらこそ」

「ついていってもよろしいですか?」

「あ。あぁ、まぁしょうがないか」

 と言うことで白ギツネはお絹という名だそうだ。

「じゃあオキヌは着いてこいよ?」

「はい」

 タクシーを呼んで、新幹線で鹿児島へ。

 その間に話を聞くと昔からの妖怪はダンジョンに取り込まれダンジョンボスとしてそこに囚われているようだ。

 オキヌも取り込まれてずっと誰か来るのを待ち続ける毎日だったようで駅弁を三つも平らげていた。

「人に恨みを持っている妖怪もいますのでお気をつけてください」

「わかったよ」

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