第11話 ミスリル鉱石


「金貨の使い方もわかったし、ミスリル鉱石があるのもわかった」

 あとはなんだろ?

 まぁダンジョンに行けば何とかなるだろ?

 20階層から始めて21階層、スケルトンウォーリアが出てきたので核をついて倒すとミスリル鉱石が手に入った。ここは全部倒して行こう。全部で21個のミスリル鉱石を手に入れた。

 22階層はゴーレム。珍しくもない土のゴーレムで定石通りにeの一文字を消すとmeth(死)となり、ただの土になってしまう。

 ドロップはゴーレムの核と魔石だった。

 23階層、ゾンビ、斬っても倒せないので火遁の術を使い燃やした。

 ドロップはクリスタルと魔石だった。


 24階層、レッドアイという目玉のお化けだったが光線さえ良ければ斬るのに時間はかからず、ドロップはルビーと魔石だった。


 25階層、ボス部屋はクリスタル、ビームを放ってくるので厄介だったが、火遁の術を使うと途端に脆くなったのか倒せた。ドロップはクリスタルの結晶と魔石。

 宝箱には25枚の金貨だった。


 26階層、ブラッドビートルという虫だ。ストローのような口で吸いつこうと近づいてくるが火遁の術で焼き殺した。ドロップはサファイアと魔石。


 27階層、シャドーウォークと言う害のないモンスター?倒してみると金貨を落とすので全員を倒してしまった金貨25枚が手に入ったがその後ダンジョンリーパーと言う死神が出てきたので影潜りで必死に削ったら倒せた。二度と会いたくないが金貨25枚と魔石をドロップした。


 28階層、ストーンゴーレム。これは中に核があるようで関節を斬ってもまた繋がる。火遁ばかりだとアレなので風魔法のウインドカッターを連続で撃ち込み何とか倒せた。

 ドロップはストーンスピアと魔石。


 29階層、ストーンタートルというモンスターでひっくり返したら起き上がれないらしい。倒すのが楽で良かった。ドロップはストーンシールドと魔石。


 30階層、スケルトンクラウンというモンスターだった。飛び道具を投げてきたり、大玉を転がしてきたりするのでウインドカッターを連続で撃って隙ができたところで影縛りの術をかけて倒した。クラウンエッジというダガーと魔石が手に入った。宝箱は30枚の金貨。

 クラウンエッジ…麻痺効果のついたダガー


 今日は疲れたとボードに触り戻ると、エリナに会ったがとりあえずシャドーウォークは倒すなと言って別れた。


 今日の夜も夕食に招かれたのでいくことにした。

「とりあえずミスリル鉱石がこんだけ集まりましたよ」

「おおっ!凄い数じゃないか!」

 そして今日会ったことを伝える。

「そのシャドーウォークの後がキツイのか?」

「キツイというか死神の鎌を持って暴れまわりますからね?倒すのに一苦労でしたよ!」

「そうか、金貨は欲しいがそれは全滅になりかねないな」

「ですね」

 今日ビールを頼んだ。まぁ快くオッケーしてくれたことに感謝しよう。

「今が30階層か?」

「そうですね、なかなかしんどくなってきましたよ?」

「白井でそれだとうちの部隊じゃ厳しいかもな」

「まぁ、レベルを上げながらが一番効率がいいのかもしれませんね」

「そうだな。あまり急かしても命を落とすよりいいからな」

「そうですね」

「忠告ありがとう」

「いえいえ、ルビーとサファイアはどうしますか?」

「買い取らせてもらうよ。こんな大粒見たことないからね」

「はい」

 そうして夕食は進み帰る頃に、

「あまり無茶はしないでくれよ?大事な友をなくすことはしたくない」

「ありがとうございます」

「じゃあな」

 

 友と呼ばれると嬉しいもんだな。


 翌日、また25階層から始める。

 どうせなら麻痺効果のついたクラウンエッジを二本にしたいのでさっさと先に進む。

 27階層、シャドーウォークは倒さずに先に進む。


 30階層、クラウンエッジを手に入れて黒鉄のダガーからおさらばだ。クラウンエッジを、腰に収める。


 31階層、クラウンエッジを試すにはいい機会だ。ゴブリンジェネラルがゴブリンを引き連れて道を塞いでるので隙間を縫って斬りつける。

「おぉ、6割くらい麻痺ってやがるな」

 斬りつけて倒すとドロップの魔石とジェネラルは剣を落とした。


 32階層、ウッドゴーレム、風魔法を使い切り刻んだ。ドロップはトレントの枝と魔石。


 33階層、ライガーだ。ウインドカッターを飛ばして避けたところを斬る、ドロップが毛皮に魔石だ。


 34階層、シザーオウル、風の魔法を使ってくるのでこちらも風魔法で対抗し、近寄って斬り裂く!ドロップはエメラルドと魔石。

 

 35階層、ミスリルゴーレムだ。

「やっと出てきたか!」

 こいつを待ってた!火遁の術!影縛りの術!いけぇ!風魔法を纏わせて斬る!くそっ硬いな!でも麻痺ってるぞ!火遁の術!

 そして核を斬りつける、何とか倒してミスリルのインゴットが三本と魔石。宝箱にもミスリルインゴットが一本と35枚の金貨だった。

「うっし!連鎖でもう一本付いてきたし!」

 ボードに触って外に出る。

 要らないものだけ店員に渡して金はカードに入れてもらう。


 久しぶりに、昼には出れたな。

 家に帰ってオーク肉のステーキを焼く。

 美味い!これはジューシーな油にそんなクセがなくて美味いな。

 一枚をぺろっと完食した。

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