第20話
30分後、俺と凪都はオヤツを食べ終えた。
そして俺は刀の剣技を極め、凪都は魔法を
極めた。そして18時になったのを確認して俺は凪都に話しかける。
「なぎ、そろそろ帰るぞ」
「え?もう?早くなぁーい?」
「はぁー?これでも遅くした方だわ。この後、することを考えてるのか」
「あー、りょーかい」
「じゃあ、家に帰るぞ」
俺がそう言うと凪都は、俺が言う前に俺の
手首につかまった。
やっぱり、なぎは飲み込みが早い。この調子
なら俺より魔法が上手くなるかもな。
俺は、そう言う考えながら瞬間移動で家に
帰ってきた。
俺の家に帰って来た瞬間、凪都がソファーに
ダイブした。さすがの凪都でも魔法をずっと
使うのは疲れるのだろう。仕方のないこと
である。
「おーい。なぎー休んでるとこ悪いけど、
計画を立てたいんだ。少しいいか?」
「んー。わかったぁーそれでなにー?」
「えっとな、まず国の奴ら殺すことについて
なんだが..残酷なこと聞くと思う」
「うん」
「...子供も殺す?それとも、生かす?俺は、
今いる国の奴ら全員殺そうと思ってる」
「!?」
俺は、真剣な顔で言った。当然凪都は、驚いていた。凪都は困惑しているのだろう。無理も
ない、凪都の前では国の奴らもいい人を演じていたのだろう。無論、子供もである。
まぁ、なぎは大人の演技は気づいてたんだろうけどな。
「....なんで?」
「?」
「何で?るいは子供が好きだろ?何で、罪の
ない子供まで殺すんだ?この国の子供達がお前になにかしたのか?」
「....やっぱり、何も気づいてなかったんだな。凪都」
「え?」
「信じてくれるかは分からないけどな」
俺はそう前置きを置いて、俺が子供達がして
いたことをそのまま教えた。
子供達は俺が歩いていたら石を投げて来たり、俺が外に出たら急に魔法をぶつけて来たり、
直接悪口を言ってきた。その悪口の中に俺の家族の悪口も、入っていた。正直、それが俺に
とっては1番腹が立っていた。
凪都は、それを聞いて信じられないという顔をしていた。凪都は子供達がそんなことをして
いたなんて考えもしなかったのだろう。
俺はただ何も言わずに、凪都の答えを待って
いた。
「...るい。少し外に行かないか?」
「え? なんで?」
「俺は姿を隠してるからお前が子供達にどんな扱いを受けてるか確認したい」
「...わかった」
俺は、そういいそのまま外に出る。無論もう
辺りは、暗くなっている。だが子供は、ある
場所ではこの時間でも遊んでいる子供がいる
のを知っているため俺と凪都はそこに行く。
俺と魔法で姿を消した凪都が外に出る。
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