第17話
そして、5分間が経ち俺は食器を洗い終え凪都と一緒に家の掃除をする。1時間後俺と凪都は掃除を終え時計を見た。今の時間は13時30分だ。
「ふぅー、掃除するのは気持ちーな!るい!」
「そうだな、それに2人でしたらすぐに終わるな。ありがと」
「いいってことよー!」
凪都は、嬉しそうにそう言い掃除道具を元
あった場所に戻した。そして俺と凪都は、
ソファーに座り30分間のんびりしていた。
俺は時計を見る。時刻は、14時になった。俺はソファーから立ち上がり、ゴロゴロしている
凪都に話しかける。
「そろそろ、空間魔法の練習する?」
「!する!!どこでするんだ!?」
「分かった。じゃあ、とりあえず山に行く
から荷物持って靴履いて」
「?分かった」
凪都は、俺の言う通りにした。俺も荷物を持ち靴を履いた。凪都は俺が何をしようとしているのか分かっていない様子だった。
瞬間移動くらいは、分かると思っていたんだが。まぁ、あんな王の手下として働いてたし
仕方ないか。
あの愚かな王は、自分の国で魔法が発展する
ことを良しとしなかった。そのため、この国の奴は攻撃魔法や強化魔法しか使えない。俺は、例外だったらしく俺がどんな魔法を使っても
咎められることはなかった。
「それで、何をしようとしてるんだ?るい?」
「まぁまぁ、とりあえず俺にしっかりつか
まっとけよ?1回でも手を離したら大怪我だけじゃすまないからな?」
「!?まじで何をしようとしてるんだ!?」
凪都はそう言いながらも、しっかり俺の手首を
掴んでいる。しかも、えげつない握力で。
まぁ、折れるほどじゃないし折れたら治せば
いいか。
俺はそう思い、指をパチンッと鳴らした。
すると、凄まじい光が俺と凪都の目を刺した。凪都は目を瞑り、1層俺の手首を掴む力が強くなる。
あ、これはマジで俺の手首折れるかもな。
だが、まだ耐えてくれ俺の手首。
俺はそう思いながら、もう一度指をパチンッと鳴らす。すると、俺と凪都は一瞬で山に辿り着いた。ここは俺が6年間ずっと自分を強化させて
いた山だ。
無論そこには、テント..ではなく意外と快適な
小さい家がある。だが、風呂はない。わざと
作らなかったのだ。風呂を入るという建前で家に帰えられるからだ。
そして、俺はまだ目を瞑っている凪都に話し
かける。
「あのーなぎさん?もう着いたからその手を
離しても大丈夫だぞ。てか、ほんとに離して
くれ俺の手首が粉々になる」
「え、あっ!ごめん!るい」
凪都はそう言い俺の手首から手を離す。何とか、骨にヒビが入っただけで済んだ手首に超回復を
かけて治した。
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