第2話

そして、まっすぐ王の元に行く俺。 すると1人も気づかない中1人だけ攻撃してきたものが

いた。


「やっぱりお前は気づくよな! 団長!」


「ぼんやりだけどな! もしかして真実を知ったのか! 」


「あぁ、全てな!」


俺がそう言うと一瞬、驚いたような顔をして

悲しそうに目を逸らした。


? なんだ? 団長も門番2人と同じなのか?


「...行け。 瑠斗、お前は俺以外見えない」


「そうか、じゃあ、団長は王に思うことがあるのか?」


「そりゃーあるさ。なんせ、お前は国のために

戦ってくれてた。それなのに王はその恩を仇で

返した。それは騎士団団長である俺としては

騎士道に反しているからな」


「そうか、じゃあ団長は外の門で倒れててくれ」


「え? 何で?」


まさか、俺の味方である団長も殺すと思っていたのか? まぁ、殺されたいならいいけど


「だって、俺をこのまま通したって周りに知られたら団長の立場が悪くなるだろ? それに俺の存在知られないためにわざわざ誰もいなさそうな場所で攻撃してくれてる話ししてくれたしな」


「そうか。 なら、お前の言う通りにしよう」


そう言い騎士団団長は、門の方に向かって

行った。


まぁ、団長なら話せばわかるし情に厚い1面も

あるし絶対最後まで味方になってくれたと思うしな。


そう思いながら俺は王のいる部屋に向かった。


そして、王のいる部屋のドアを音もなく侵入しドアの鍵を閉めてから魔法をを解いた。

するとやっと俺の存在に気づいた王は、驚き

ながら口を開いた。


「おぉ、暗崎殿。なぜここにいるのじゃ?」


「分からないのか? お前を殺すためだよ」


俺はさも当然かのように答えた。すると王は

慌てだした。


自分がしでかしたことだと言うのになぜそんなに慌てるんだ?


「な、何故だ!? わ、私は暗崎殿の気に触ることをしたのか!?」


「したから今、俺がいるんだよ。この外道が、よくもしょうもない理由で俺の家族を殺しやがったな」


「なっ!? もしや事実に気づかれてしまったか! 厄介なことになったな」


「何か言うことはないか?」


「はっ! あるわけがないじゃろ!! わしはこの国の王じゃ! お前の家族をどうしようとわしの勝手じゃ!」


おっ、やっと本性出したか。 じゃあ、心置きなく拷問するか!


そう考えた俺は王の元に近寄り王を気絶させ

、事前に持っていた麻袋に入れた。


さて! 王はここに置いといて城のやつらを

皆殺しにするか!


そして、その後は単純な殺戮だった。

俺の服にも城の綺麗な白い壁も綺麗な血の赤が着いた。 今まで見た血は汚くてべちょべちょ

していて嫌いだった。だが今日でその嫌悪感も一気に消え失せた。


あぁ、俺もとうとう血を綺麗に感じるくらいに狂ったのか? それとも恨んでいる奴を殺せたから感覚が鈍ってるだけなのか。 自分でも分からなくなってきた。


そう考えながらも、復讐する場所をひとつ潰すことが出来た喜びで顔がニヤつく俺。 今の俺は傍から見たらすごく恐ろしく見えるだろう。


そして、俺は城の風呂を借りて風呂に入り血を流した。 こんなことをあろうかとちゃんと

着替えを持って来ていた。 そして俺は今、王の入った袋を取りに行っている。

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