第6話・ボイルウインナー

 私はウインナーに転生した。

 私はミンチにされて押し出された。

「ぬあああい!」

 体がバラバラじゃなくて、それ以上の形に。散りジリにされて、腸内に納められる。さらにパンパンに狭い腸内にギリギリまで、詰めらる。

 拷問に次ぐ拷問。

 さらにくるくる腸の中で回され、腸内に閉じ込められて、ボイルされる。

 熱い熱い熱い。

 ニュルニュルだった体が固められる。

 拷問の末、加工食品に。

 だが、拷問はそれだけに終わらなかった。

 食べられると言う最後のシーンが待っていた。

「プリ」

 歯で千切られる。

 最後の断末魔。恨みぶし。

 最後の抵抗も空しく食べられる。

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