第5話・電子レンジ

 私は電子レンジに転生した。


 まず、電気が通っていなければ動かないので、コンセントにプラグインする。

 私の中にはお皿がないフラット型。

 冷めた食べ物、冷蔵物、冷凍物、を入れて温める。

 強烈な異臭がする!

 誰だ!納豆温めたやつは!

 臭い臭い臭い。

 暫く換気だ。


 そんなハプニングもありながら、15年私はフル稼働し続けた。

 ち、ち、ち、ち、チーン。

 音と共に故障した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る