付箋10:事実は小説よりも奇なり
私の好きな物は(ほぼ)無くなる。シャンプーも、化粧品も、フレグランスも、お店も、お菓子も───。
気になりはじめたのは高校生の時だった。お気に入りのシャンプーが販売終了となったのだ。そして次に使い始めたシャンプーも間もなく販売終了となった。
(気に入ってたのに…)
そんな事が立て続けに起こった。それからしばらくして、いつも使ってるボディフレグランスが売ってない事に気がつく。たまたま重なったのか?
私の好きなもの……無くなる率高くない?
そういえば子供の頃大好きだったアイスクリームが気づいた時には無くなっていた。祖母に教えてもらったチョコレートも。
ある時、母とその話しをしていたら「そうそう!杉の樹が好きな物はすぐ無くなるのよ!(笑)」と言われて(やっぱりそうか)となったのだ。
それからも大好きだったキャンディーや、ジャムがサンドされたチョコクッキー、気に入って使っていたペンや、まさか無くなるなんてこれっぽっちも思っていなかった超有名なお菓子までもが買えなくなった。
それだけじゃない。大好きなカフェや喫茶店、レストランも閉店した。しかも1店舗だけじゃない……。
恐ろしいのは自分が入った専門学校、就職した保育関係の会社、その後務めたカフェは数店舗あるが、チェーン店を除き全て閉店した。
もっと恐ろしい話がある。
実は、私が子供の頃から住んでいた社宅も取り壊しになり、結婚後に住み始めたハイツも老朽化で取り壊しになった。望まない引越しを2回も経験した。……これ辛かった。
最近では日常かなりお世話になっていたある商品が販売終了となった。
いやいやさすがに多すぎるでしょ!?と自分でも思う。でも現実だ(笑)
たまたま、がこうも重なると(そういう星の元に生まれてしまったのかもしれない……)なんてファンタジー的な思考になってしまう。
あまりにも多すぎるのだ。仕方ない(笑)
そういえば子供の頃から行ってたかなり大きなスーパーも閉店したし、結婚後にお世話になっていたスーパーも(しかも2店舗)
とにかく書ききれない程ある。
だから母は、自分が気に入って使っているものを私が好きになり買い出すとものすごく嫌がる。
「杉の樹が気に入ったものは無くなるからやめてー!(笑)」
いや……たまたまだと思うんだけど、でも販売終了しちゃったらごめんね!!(笑)
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