No.4 転校生が昔遊んでた男の子ってどういうこと? 

「うんっ!そうだよ!やっと思い出してくれたね!かな君!」

「ッスゥーー。ちょっと待て。状況が飲み込めんからちょい待って。ほんとに。」

「わかったっ。いくらでも待つよっ!」いや、言ってることが待てされてる犬の図なんだわ。しかも本当にいくらでも待ってそうで怖い。

 数分後…。

「え?まじできりか君なの?そもそも性別変わってるじゃん。いや、誰でもこんな美少女に成長して来るとは思わんだろ。いや。マジでなんで?」

「へぁっ!?え、えへへーっほんとぉ?そんなに言われたら照れちゃうよぉ。」いや、聞いてるのそっちじゃなくて。顔赤くして照れてるのは可愛いけども。ってそうじゃなぁいっ!

「んん゙。えっと気を取り直して、昔はふつーに一人称も僕だったし、髪短くて男子ぽかったよな?」うん。俺の記憶は間違ってはいないはずだ。これで間違ってたら流石に失礼だろ。

「それに、今になって俺と会ったのはなんでなんだ?もう忘れてたのかと思ってたん「忘れてたことなんて一度もないよっ!」うおっ!近っ。」びっくりした。いきなり迫ってきたな。

「あっ!ごめん!急に近づいて。でもかな君のこと忘れたことなんて一度もないから!これだけは断言できるよ。」圧、圧がすごい...。

「あ、ああ。わかった。信じよう。」 流石にこれだけ言われたし。

「ええと、それでなんで昔は男の子っぽく振る舞ってたかってかって言うと、昔はおばあちゃんに「女の子らしく振る舞いなさい」って厳しく言われて。男の子ってはしゃいでも怒られたりしなくていいなって。思っちゃって、あんなふうに振る舞ってたの。お母さんとかはあなたの好きなようにしなさいって言ってくれてたんだけどね。」

 へぇ。そういう理由だったのか。今思うと、少し女子っぽかったかもなぁ。仕草とか。

「うん。なんでなのかは分かった。けど、なんで俺の高校が分かったんだ?」

「あっそれはね、かな君のご両親と連絡取り合ってたからなの。かな君のこと色々聞いたりしてたんだ。」

 ...は?父さんと母さん連絡取り合ってたのか!?初耳なんだが?

「じゃあなんで俺にすぐ連絡してくれなかったんだ?」

「私、今までお母さんたちの仕事の都合で色んなところを転々としてたの。お母さんたちに一人暮らしできるからって言ってかな君と一緒の学校に通おうと思ったんだけど、今までは危ないからって一人暮らしはできなかったんだ。けど、高校生になってやっといいよって許可がおりたの。だから今は一人暮らし。」

「一人暮らしなのか?危なくないか?」

「ううん。そこはだいじょーぶ。お母さんたちがセキュリティバッチリな一軒家を選んでくれたから。あっ!かな君の家も近いよ。お母さんたちは仕事が一段落したら一緒に住むって。」

「そうなのか、ならいいが。」逆に危ないとこ住んでたらだめだしな。

 結構話し込んだな。今時間大丈夫か? …!?やべぇ。あと5分ぐらいしかない!急いで昼飯食べないと終わる!

「柳原「霧香ってよんで!」分かった!今はもう時間がない!あと5分で昼飯食い終わって教室戻るぞ、霧香!」彼女、いや。霧香は満面の笑みを浮かべて「うんっ!」と頷いた。 

 


そのあと昼飯を食べ終わって、めっちゃ走った。


...一応授業には間に合った。



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続きは1週間後のお楽しみです! 続き更新できなくてごめんなさいm(_ _)m

テストが終わったらご報告します!そしたら更新は再開しますので!


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