第67話 秋坂ゆえ先生との公開スパーリング?3
ヴィジュアル・モデルの設定と使用言語について(犀川さんをぶん殴る挑戦)/秋坂ゆえ先生
https://kakuyomu.jp/works/16818093073536909913/episodes/16818093074909234512
わたしの作品への批判ではなくて、質問なんてまだまだ可愛らしいじゃない、フフフと思っていたのですが、質問内容が(わたしにとっては)ネタバレを含むので、ムムムとなりました。また手品のネタを解説することになるのか……。
①登場人物について、バックグラウンドや生い立ちなどを設定する時、外見を「イメージ」や「イラスト」ではなく、『実在の人物』をモデルにすることはありますか?
ないです。特にカクヨムで書いているわたしの作品の大半は「わたし」が考えたこと思ったことを通して世界を表現していますので、相手の人間、「彼」とか「彼女」とかは抽象的な記号として出てきます。リンゴもブランコも彼も彼女もわたしを通した像であり、あまり意味のある存在でないのかもしれません。わたしの作風は一貫していて、「説得力のある御伽噺」を指向しているので、しっかりしたものは「わたしの心の中」にしかなく、外界はリアリティを演出しながらも、どこかあいまいで嘘くさいもので作り上げています。
しかしながら、ないです、とは言い切りましたが、もしかしたら
②『実在の人物』に対して、アテガキをされたことはございますか?
①に準拠すれば、あまりないですね。作家時代は歴史小説も書いていたので該当するかもしれませんが、わたしはあまり人間を書き出そうとは思わないタイプのようで、自分の中にある感情や思考以上のものを他者に求めません。あくまでもわたしがどう思ったこう思ったに専念して、人物の掘り下げを怠っているのだと思います。よく言う「キャラが立っている」という話が少ないと思います。あえて言えば、「わたし」だけが人間として認められている世界なのだと、自分でも理解をしています。
③僕はノンネイティブですが、多少英語ができます。多少……? いやまあ、講師としてお金をいただく程度には、少なくとも会話はできます。
(中略)
なんか、たまに、こういう変な事態に陥ってしまいます。もし似たようなご経験がある方に、克服法を教えていただきたいです。
秋坂さんほど外国語に漬かっているわけではないですが、わたしも外国に滞在しているとその国の言葉で夢を見たり考えていることはあります。かぶれやすい性格なのでしょう。
ですが、それをそのまま読者に投げても理解も共感も得られないと思っているので、日本語に翻訳するしかないと思っています。拙作に「台南のドミトリー」「別れの餞」というものがあるのですが、書いているときは頭の中に台湾語や広東語、英語それも中国圏訛りの会話が浮かんでいるのですが、所詮は「わたしの体験」なので日本語へと変換していきます。
克服法ですが、やはり「翻訳せざるを得ない」という意識を持てばいいのではないでしょうか。秋坂さんのように丸々外国語で書きたいという欲求もスキルもないので正確なたとえであるかわかりませんが、口説きたい相手の前では、その相手の使っている言葉で気を引こうをするではないですか笑。
ということで回答させていただきました。また折を見て、こちらからぶん殴りにいきますね。ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
※家のリフォームのため、またお金稼ぎのアルバイトをするので、お待ちください。(2024.4.6)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます