第22話 文章なんて下手でいいじゃない
小説や文章に関わる「趣味の世界」に足を入れると、必ず下手であることをダメだとか自分より下に見る人がいる。文章の上手・下手なんでそんなのどうでもいい。意味が伝われば十分。大事なのは思いや心を伝えようとする気持ちであって、上手に書けたり表現が巧みだったりすることに何の価値も感じない。文章というのはコミュ障でも気持ちを素直に伝えることのできる便利でありがたい道具である。それをこねくり回して美文や嗜好品にすることにわたしはあまり関心がなのだ。
ぶっちゃけてしまえば、わたしは文章の向こうにいる「書き手」の人間性にしか興味がない。もちろん、素敵な話も大好きだし、面白い話も楽しませてもらっている。だけど本当の関心はそこにはなく、書いている人の性別や年齢、どういう考えや知性を持っているのか、どういう育ちなのか。そんなことばかりを読み取ろうとしている。
それこそ、文章に対する一番傲慢な考え方なのかもしれないが、わたしはどうしても作品を通して書いている人を想像したいと思ってしまうのである。
※これ、どんな人が書いているんだろう。そんなことばかりを考えて今日もカクヨムの見知らぬ人たちの作品を拝読しております。(2024.2.24)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます