第20話 人付き合い

 人付き合いが好きかと聞かれれば、そうではないと答える。そういうのが上手、みたいな努力の仕方を要領良くできるだけであって、群れたいとか人の輪の中心にいたいとか思うことはない。

 さりとて、孤高を気取るつもりもないし、ボッチも嫌だ。そこそこな人の輪が担保されていて、気が向いたらそこに混じっていけるような世界を作っておいて、あとは炬燵の中でぬくぬくしていたい。わたしはどうしようもなく自分勝手でお気楽な種族なのである。

 猫みたいと思われるかもしれないが、猫のような元来持つ可愛げなどない。誰かから、「こっちにおいでよ」と言われるのをただじっと待っている寂しくて悪辣な女でしかないだと思う。

 カクヨムはそんな環境を実現してくれる素晴らしい場である。みなさんのおかけで、「たまには何かしてみるか」という気にさせてくれるありがたい場なのだと、わたしは大変感謝をしているのであった。


(雑感より)


※みなさんのおかげで犀川は楽しい創作ライフを送らせていただいております。本当にありがとうございます。(2024.2.23)

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