第24話 生き残り
オレたちは特に敵とエンカウントすることなく装備を集めていた
オレたちはなるべく実力を隠していたいのでかなりありがたい展開だ
数分経ったが残り敵チームはオレたちも含めて5チーム
オレたちがキルしたチーム以外は全部残っていることになる
隠れ合いでもしているのか?
はたまたすでに戦いは起こっていて拮抗して長引いてるだけなのか?
オレたちは敵チームのことはわからないのでなるべくエンカウントをしないことを祈ることしかできない
しかしオレらにはメリットがある
それは残り2人のチームが2つあることだ
今ちょっかいかけられても残り2人のチームだったら人数でゴリ押せばいけるし
3人だったら……
なんとかしよう
どの道連携は向こうの方が上だからね……
「どのくらい装備集まった?」
「まぁ一通りには」
「大体は揃った」
「君たち2人は優勝したい?」
「「したい」」
即答である
オレはチェスで活躍しなくても許される分取れればいいのだが……
2人が優勝したいというのでなるべくさせてあげれるように頑張るとしよう
「なんで優勝したいの?」
「あたしは誰かに負けたくないから でもすぐには脱落したくはない……」
以外にも雫はかなりの負けず嫌いらしい
「俺は称賛されて……チヤホヤされて……」
「入江、それ以上はもういい」
それ以上はなんかヤバそうな気がしたので止めておく
どうせなんかモテたいとか言い始めるのだろう
それはオレの心にくるからやめてくれ……
「それなら無闇矢鱈に動き回らないで隠れる?
時間が経過するとどうせマップ中央に集まらざるを得ないけど その間に何回か他チームで戦闘とか起きてもおかしくないし」
「確かに……変に動くと狙われるかもしれないしね……」
オレたちはしばらく空気にならなければならない
誰にも気づかれないように行動するのだ
そうすればきっと残りチームも減って確実に順位も上がるだろう
まぁ……1チームも減らなかったら連携レベルが低いオレたちのチームが不利になりそうな予感がする
やっぱ入江とも練習すればよかったか……
オレは今更そんなことを思いつつ
「あ〜早く残りチーム減ってくれないかな〜?」
そんな望みを口にするのであった
「結局1チームしか減らなかったね……」
あの後最終盤になるまで1チーム減ったものの
それ以外のチームは全て生き残っていた
1チーム減っただけいいと考えることにしよう
ちなみに時間経過でマップが狭まるので最後には必ず戦闘が起こると言ってもいい
さっきキルされたのが3人チームか2人チームか
敵はどのくらいの実力なのか
で話は結構変わってくるわけだが……
できれば下手くその2人チームが2つ残ってるのが理想的なのだが……
果たしてどうなのだろうか?
戦闘は以外とすぐに起きた
3人チームが2人チームと戦闘になっているのを見た後に
別の3人チームがオレたちに襲いかかってきた
これで残りチームが
3人チームが3つ
2人チームが1つ
優勝だけではなく表彰台を巡った争いにもなってくるわけだ
さぁ……そろそろ決着は近い!
オレはチェスの分をどうにかしなくてはならないので絶対に表彰台圏内に入りたいので
「やるぞぉぉ!」
気合いを入れて戦いに臨むのであった
───────────────────────
次回
バトルロイヤル
いいねと高評価(☆☆☆を★★★にする)
お願いします!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます