第23話 遂に初結集!

「やばい派手にやりすぎた……見つかったかも……」


オレは後悔していた

理由を説明するとオレはさっき2人をキルした

そこまではいいんだよ

そう"そこまでは"

オレはちょっと派手にやりすぎた

具体的に言うと、面倒だったので一気に2人倒すために火力が高いが音が大きい武器を使用してしまった……

周りの物も派手に壊したし音も出たから気づかれるのも時間の問題だろう

まぁ爆弾使ってないよりはマシか……

とオレは切り替えることにする

オレはその場を周りに気を付けて隠れながら後にするのだった


ちなみに倒した2人は蘇生されないように隠しておいたからね

見つけたら大したものだとオレは思う



「麟斗?あたしだよ!入江と合流できたよ!麟斗はあとどのくらいでいけそう?」

「オレか?もうそろそろ合流出来そうだよ!」


遂に2戦目にしてようやく3人が合流出来そうだ

前回は合流を許してくれなかったからな……

ここまではオレは2キルして相手チームの人数を減らし、3人が揃うという中々いい展開になってきているのだろうか?


しかしそう都合よくいかないのが現実というものなのだろうか?

それともただオレが不運なだけなのか?


オレは敵チーム

しかも3人揃ってるチームに奇襲を受けてしまった

見た感じオレがキルした2人は含まれてないようだ


目立ちすぎてバレたか?

あの時からまさか尾行されてたのか?

色々な思惑が頭の中を駆け巡るが今は目の前の相手に集中しよう

相手のレベルがどのくらいなのか全くわからないからな


今は序盤だ

脱落者が出てもまだ個人単位でチーム単位はない

また、このチームはいきなり奇襲してきたので

コソコソ隠れて最終盤に勝負するチームではないと思う

だから少しは戦闘の腕がある相手と考えることができる

かなり面倒だな……

数的不利を取られている上に相手の1人1人の実力もあると考えられる

圧倒的不利な状況……

キル待ったなし……か、

もしもキルを避けれても大ダメージは逃れられないかもしれないな……

少し頑張るしかないか……



「こいつ……中々粘るな……倒れてもらえない……」


突然戦ってた敵チームの1人がそんなことを言う

オレはあまりダメージを受けないように動いている

回復アイテムは無限では無い

流石に窮地だったら使わざるを得ないができるだけここでは回復アイテムの使用は最小限で済ましたいところだ



敵チームはさっさとオレを倒したいのか

段々動きが雑になって隙が生まれてきた

多分有利な状況でオレを仕留められずイライラしているのだろう

オレは隙を付いて攻撃することはできるのだが

なるべく本人に隙があるということを知られたくない

そしてオレの実力を知られたくないので

オレはまだ反撃の時ではないと判断した



さぁ、そろそろ反撃の時間だ

いつまでもやられてばかりじゃいられないからね

オレはまず敵の1人をぶっ飛ばす

そして残り2人の注意を完全にオレに引いた

本当に残念だ……

君たちの敗因は

"オレだけ"に注目が行ったことだよ


「よくも麟斗をいじめたなぁ!」


後ろから雫が攻撃をする

敵の2人は反応できなくて攻撃を食らう

オレもすぐに攻撃を叩き込む

さっきまで敵が優勢だったが今度はこちら側が優勢になる

ちなみにふっ飛ばした敵も入江が対処しているらしい

ちょっと前回すぐに退場したので心配なのだが……


まぁオレたちはこの2人を倒すことに集中しよう

まだ2vs2だ

奇襲が上手く行ったとはいえ数は同じなのて油断はできない

このまま攻撃し続ければいずれ倒れると思うので

オレたちは攻撃をした

すると敵の1人は倒れ、もう1人は敗走しようとしたが逃さずに捉えた


「んもう!麟斗をいじめるやつは許さないんだからぁっ!」

「別にいじめられるほどオレは弱くないのだが……」


さて、オレたちはある1つのことをその時忘れていた


「えーと、はい、敵を倒してきました……」

「「あ、いたんだ……」」

「ひどすぎじゃない??」


すっかり忘れていたよ……入江……

ともかく2戦目にして初結集ができた

予選よりこれで少しは戦いやすくはなるはずだ


───────────────────────


次回

生き残り


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