第20話 絶体絶命?
作者のうさみです!
今回は麟斗くん(主人公)の言動や行動が好みに合うか合わないか激しい回だと思いますので
ご了承願います
それでは本編↓
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「ねぇ、なんでこんなチーム数多いの?予選突破するチーム数超えてるじゃん」
囲まれてる中で雫はこんな疑問をぶつける
ちなみに忘れてたが予選は8チームで競い上位3チームが決勝で戦うことができる
予選は2つあるため
決勝は6チームでのバトルロワイヤルとなる
ちなみに今オレたちを囲ってるのが4チームだ
「俺の言う通りに降参しろ そしてオレの仲間になれ 運が良ければ予選を突破させてやってもいいぞ?」
リーダー的存在がそんなことを言う
確かに運が良ければ予選突破できるのかもしれない
でもそいつの言ってることが嘘だったら?
運が悪くて突破できなかったら?
そもそもそんなので突破したとしても
戦って突破できなかった方がマシだ
「…従わないのか?」
リーダー格が質問をしてくる
オレは従う気はない
雫にも聞いたけど従う気はないみたいだ
「オレたちの答えは…こうだ」
オレは早撃ちでリーダー格のやつをキルした
早撃ちと言っても高等技術とかじゃなくて
ただキーを高速で連打するだけなんだけど…
あれ…?このレベルだとダメージは食らうけど
避けたり防御したりできると思うんだけど…
まさか…こいつ…
「こ…こいつ…あの方をキルしやがった…!」
「な…なんてことを…!」
「ど…どうしよう!」
「我々が…我々の未来がぁ…」
一気に混乱に陥る敵陣
このチャンスを見逃すわけなんてなくて
まずはリーダー格のチームから
「おのれ…お前ぇ!」
「弱いね 動きがまず遅い そしてそのライフルは近距離用の武器じゃないよ さよなら」
あまりにも動きが滑稽すぎたのでちょいとばかし解説とアドバイスを交えてキルをする
雫もちゃんとオレについてってくれる
本当に心強い
「麟斗!こっちキルしたよ!」
「オレの方も終わった ありがと雫」
「えへへ〜!麟斗に褒められた!」
さっきまでオレたちは絶体絶命のピンチだったが
少しは盛り返した
しかし依然として大幅な人数不利の状況が続いている
「お前ら…これから大変になるぞ…」
とあるプレイヤーがそう言ってきた
なんのことだろうか?
オレたちは普通のことを
勝つためにプレイヤーをキルして1チームを壊滅させたいたって普通のことをしただけなのに
「お前らが倒した方は2年Aクラスの陽キャグループ…この学校1番のイケメンと美少女がいるクラスで
お前が倒したのはクラス1…すなわち学校1のイケメンだ
このイケメンは女の子をキャーキャー言わせるために…」
はぁ〜…本当に心底どうでもいい話だ
こいつらの魂に聞きたい
本当にゲームが好きなのか?と
ゲームが好きならこんなやつに従わない
ちゃんと戦うはずだ
「ねぇ君、このゲーム好き?」
好きじゃないならしょうがないな
そういう気持ちで質問したのだが…
「このゲームはかなり好きだな…少なくとも週に一度はやってるぞ」
ストレスが溜まってきた
「えっ…」
オレは話してるやつをいきなり撃った
死なない程度に
そして撃った分の治癒アイテムを投げて渡す
話してるやつはモロに撃たれた衝撃で少し吹っ飛ぶ
「あのさぁ…きみたち…ほんとにゲーム好きなの?好きだったら同じゲーム好きとして恥ずかしいよ
なんでこんなやつに従うのかなぁ?」
「そりゃあこのゲームは好きだけど…怖いし…」
「あいつは弱かった 少なくともオレたちの襲撃を予知して防御のフォーメーションを組んで反撃の準備を整えてた君たちよりは確実にね」
雫はオレのそばにいて心配そうな目をしている
ちょっと心配かけちゃったかな…
オレはそう思ってたら
「あちゃ〜防がれたかぁ…」
「いいね、こうでなくっちゃ」
オレは背後からの攻撃を防ぐ
「君たちみんなあのチーム倒されたから自由に戦えるわけじゃん あいつらに従う必要なんてないじゃん」
オレは興奮して血が騒いでいた
さぁここから面白くなるぞ…!
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次回
乱戦
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