第2話 クラスと自己紹介
オレ達は早速校内に入る
そして入学式が行われる会場へと向かう
「どのくらい人いるんだろうな?」
「大体1学年150人くらいだって!」
サキがオレの問いに答えてくれる
やべぇかわいい 惚れそういやもう惚れてるけど
ちらっと他の生徒も見てみるがやはりサキのかわいさは別格である
さすが我が幼馴染 かわいすぎる
入学式が終わり、オレ達は各々の教室に向かう
ちなみにオレもあや姉もサキも同じクラスだった
クソ嬉しい だって好きな人と同じクラスだよ?嬉しくないわけないじゃん
そしてオレはあや姉と近くの自販機でモキュスターエナジーというエナジードリンクを買っている
「やべぇ、クソ眠い……」
「それは昨日遅くまでゲームしてたからでしょ?」
「しょうがねぇじゃぁん……」
「ま、麟斗の言ってることもわかるけど、それ買ったら教室に向かうよ 場所はわかる?」
「ん?それよりサキは?」
「先に教室言ったって、サキだけn……」
「あや姉、サキの名前で遊ぶのはやめよっか?」
「ごめんごめん!早くいくよ!」
あや姉の世界一つまらないダジャレにツッコミを入れつつ、オレ達は教室へ向かった
「1年Bクラス……ねぇ、」
1年Bクラス、それがオレ達の配属されるクラスだ
各々ネームプレートが貼ってある席に座る
ちなみにオレの席は一番後ろの窓側の席というかなり当たりの席だ
これで授業中にラノベを読むことができる
そんなオレの隣の席は……
「あなた、今絶望に満ちている目してるわね、そういえば今朝美少女2人を連れ歩いてた男に似てるわね……」
知らん女子生徒だった
いや誰〜!!?
そこは隣はサキで授業中もイチャイチャするのが鉄板でしょ!
見た感じ顔はかなり美人だ
サキの足元にも及ばないけどね!
黒い髪は三つ編みでリボンを付けている
う〜ん、今日だけで男子からの人気はダダ下がり間違いなしだろう
そして、この女子の言ってる通り絶望してる訳は、
「ねぇねぇ君すっごくかわいいね!このあと僕たちとカラオケ行かない?」
サキの隣はイケメンの男子生徒だった
しかも見た感じ陽キャだ
やばいどうしよう、オレのサキが、取られちゃう、
ていうかやめてやれよ!サキ困ってるだろ!
サキのこと助けてやりたいけど、怖い、
どうしようか……
「お前ら、席につけ」
ふぅ〜助かったぁ〜
と、思ってるのはどうやらオレだけのようで、他の生徒たちはみんな声の主の方を見ている
「私の名前は二条凛(にじょうりん) このクラスの担任だ 普段は情報を担当している よろしくな 今日はこれで解散だ あと資料を配っておいたからきちんと目を通すように それじゃ」
解散……つまり、かえっていい……
やったぁぁぁぁ!帰れる!ようやくゲームができる!
すぐに帰ろうとするのはどうやらオレだけではなく、サキなども何人かいたようだ
そんな中帰宅ムードをぶち壊す発言をした人物がいた
「あのさ、せっかくだから今日からクラスメイトになるわけだし、自己紹介しない?」
こいつ……サキの隣のイケメンだ
せっかく早く帰れるというのにこんなことで時間を潰したくはない
「僕の名前は霧咲優太 趣味はサッカーでこの学校でもサッカーをやるつもりだよ みんなよろしくね」
そう言って勝手に自己紹介を初めてしまった
女子がキャーキャー言ってるのを横目にオレは帰宅の準備をする
ていうかイケメンでサッカー得意ってモテ要素しかないなあいつ
まぁオレは勝手に帰ればいいか
自己紹介は勝手に進んでいき
「俺の名前は山田一朗(やまだいちろう) 小学生のときはサッカーで、中学の時は陸上で全国行ってる ちなみに1500メートルは15分台だ」
なんか5000メートルと1500メートルのタイム間違えてませんか?きっとおバカキャラといった感じなのだろう
「我が名は涼風(すずかぜ)!気楽に美蘭(みらん)と呼んでくれ!是非とも我が力を借りたいと思ったなら我の下僕になるがいい!」
厨二病女子もいる なんかこのクラス香ばしくない?
なんか心配だなぁ、と思いつつ、オレは自己紹介せずに帰宅した
ん?あや姉とサキ?もちろんオレと一緒に自己紹介せずに帰ったよ
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第2話完了です!
次回
Bクラスの面々たちと質問攻め
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