かわいい幼馴染と釣り合わないオレ

うさみみ宇佐美

1章 高校生活の始まり

第1話 高校の入学式

「おい!起きろ!起きるんだぁ!」

「んぁ……ふわぁぁ……」

小鳥のさえずり、点けっぱなしのテレビからニュースがぼんやりと聞こえる

そんな中、オレ、水無月麟斗(みなづきりんと)は強烈な睡魔が襲ってくる中目覚めた

「起きろ、もう起きる時間だ」

そう言いながら布団をオレから奪ってきたのは水無月彩香(みなづきあやか)オレの双子の姉だ

「あや姉、おはよ、今なんじ……?」

「6時20分だ 早く朝ご飯食べるんだな」

「おやすみなしゃい……」

「おいこら寝るな、はぁ…サキちゃん待ってるぞ」

「急いで準備してきます!!」

オレは準備を急いでした

だって好きな人待たせたくないじゃん?


「ねぇ麟斗、なんで髪で右目隠してるの?せっかくキレイな瞳してるのに、」

そう言ってきたのは如月(きさらぎ)サキ オレの幼馴染でもありオレの好きな人だ

せっかくのセットなのに文句を言われてしまった……

それも好きな人から、というのはかなりダメージが大きい

ちらっとサキを見ていると見惚れてしまった

よくラノベとかで「幼馴染はかわいい」という設定はよくあると思うがサキのかわいさはそういう次元を軽く超えている

サキは蒼銀髪の髪にマゼンタの瞳、白い肌に小さな顔とかわいい要素たくさん 

最近モデルを始めたというがすぐに人気は出るだろう

それと比べでオレは……

と、危ない危ない、またいつものパターンにはまるとこだった

「んもう!麟斗!話し聞いてる?今日は入学式だよ!クラス一緒がいーね!」

いやだな〜入学式

だって長時間話し聞かされるじゃん?暇じゃん?さっさと帰ってゲームしてぇよ

「あ、うん!そうだね!」

オレは適当にそう返す

「これで一緒なら5年連続だねっ!」

そう言いながら腕に抱き着いてくるサキ

恥ずかしながらも満更でもないオレ

を見て

「ちょっとここではイチャイチャするのやめてくれないかなぁ?」

とあや姉こと彩香が言ったのでオレ達は仲良く3人で学校へと向かうのであった


通学のためににオレ達は電車に乗る すると

「何?あの子可愛くね?」

「まん中にいる男羨ましいわ〜」

というヒソヒソ話しが聞こえる

オレは心がズキズキと痛くなってきた

かわいいのはサキだけではないのだ

オレの姉の彩香、通称あや姉も美人の部類に入る

ん?オレ?そういうのは聞かないでくれ、頼むから

美少女2人の間に挟まってる男子なんて他の男性からしたら羨ましいだろう

しかもオレは冴えない男子だ

しかしこっちの身にもなってほしいものだ

こっちは悪くないのに邪魔者のような目で見られるんだぞ?辛くないか?

しかもこれが電車に乗ってる数分間続く

想像するだけでも地獄みたいだろ?

そんなオレの状況を察知してくれたのかあや姉はオレの手を強く握ってくれた そして耳元で 

「麟斗、あーゆーのは気にしないの、なんなら見せつけちゃいなさいよ!」

そう言われクスッとオレは笑ってしまった

そうしてる間に最寄り駅に着いた


やはり、というべきだろうか

歩いている最中にもかなりの視線を集める

やはり美少女2人と一緒に冴えない男子が歩いてるとこうなるのか…もしもオレがイケメンだったら……?

やめよう、考えるだけ無駄だ、ただ単に辛い

視線に耐えつつオレ達は辿り着いた

「今日からここに通うのか……」

オレ達は口にする

「「「私立陽炎学園高等学校!」」」



───────────────────────

作者のうさみです!

これが初めてかく小説でしたがどうでしたでしょうか?


第2話

クラスと自己紹介







  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る