第3話
急にLINEからアナタが消えた。
私は連絡が途絶えることに動揺した。今までの人生アナタと繋がっていない事がなかったからだ。長い年月の間に携帯が変わったりして、アナタの連絡先を何一つ知らなかった事に
急に寂しくなったんだ。 アナタの気持ちは相変わらず分からないまま、でもきっと私はアナタは私をなんとも思ってないかもしれないということから目を背けていたんだ。
離れたくない。繋がっていたいから、見て見ぬふりをしていたんだ。
もしかしたら、アナタから連絡がくるかもしれない。と寂しさの中で淡い期待をしながら数か月。やっぱり来なかった。 私はアナタが死んでしまっても何が起こっても知る術もないんだなと急に寂しくて、魂が抜き取られたような感覚に襲われた。
考えた末、どうしても連絡が取りたくて、申し訳ないけど職場にお手紙を送ったんだ。名前をか書かずに・・・。
アナタからすぐメールが届いた。携帯壊れてしまって、すぐに私にメールを送ってくれていたと。でもアドレス変わってしまっていたから、それはもう届いてなかった。
また私達はLINEで繋がることができたんだ。
私はここ2年くらいの出来事で私の心はとてもグチャグチャになってしまった。
繋がってほっとしたのか、私は急にアナタに今までの素直な気持ちを伝えたくなったのだ。
その日の朝なんて1mmもそんなこと思ってなかったのに、私はアナタに長い長い素直な私の気持ちを伝えてしまったんだ。それは終わりを意味するってことも分かってて送ってしまったんだ。
私は何を望んでいるんだろう。
アナタは何を思っているんだろう。
私は今までと変わらずアナタと会いたい。でももうこれは叶わない。私が今素直な気持ちを伝えて何が残ると思っているんだろう。ただ好きという気持ちを伝えて何になるというのか。
アナタの気持ちをただ知りたいだけなんじゃないかと。。。
もう自分でも良く分からない。何が正解なのか・・・どうしたらよかったのかも。
きっとアナタは返事はくれないでしょう。それを覚悟の上送ったつもりでいても、今がとても辛い。あとどれくらいこの苦しさが続くのだろう。寂しくて、辛くて、心がバラバラになって何が正解だったのかを必死に探している。でも私はもう待つことに疲れ果ててしまったんだ。
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