「パンク・エンジェル」

るいたにかげ

「パンク・エンジェル」

まだ幼いモヒカンの迷子の天使がおりてきて

ほら、こっちにこいよと語る

キミのこれまでの多くの孤独と苦しみが

遠い宇宙の果てまでブッ飛んで

いつものスマイルを取り戻しちゃうゼ!

そして俺たちは

六本木の高級キャバクラにいき

ウイスキーロックで朝まで飲み明かした

支払いは俺だった......

ヤツは毎週飲もうな

と、言ってウンコを漏らしながらも

キャバ嬢をお持ち帰るという荒技を

披露しながら天国ではなく

地獄へと帰っていった

だが俺はどんな時でも

油断してはならないという人生の厳しさと

ほんのちょっぴりの淡い優しさを

知ったのであった

そして何よりも心からかけがえのない

親友ができたことが嬉しかったのである

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

「パンク・エンジェル」 るいたにかげ @ruitanikage

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る