第11話 謎の吊り橋

自宅に戻り、子猫たちと共に新しい生活を始めたボクは、彼らのためにペットショップで調達したおもちゃを床に転がした。子猫たちが無邪気に遊ぶ様子を見て、ボクは心から安堵を感じた。久しぶりに感じる穏やかな時間の中で、ふとパソコンの通知音が響き渡る。


新たなメッセージ


不明な差出人からのメールには、再び画像が添付されていた。ボクは少し躊躇しながらも、画像を開くことにした。表示されたのは、どこかの吊り橋を撮影した写真だった。背景には深い谷が広がり、その橋はどことなく古びた印象を与える。しかし、画像の一部には、普通では見ることのないような不思議な物体がうっすらと写っている。


謎を深める物体


その物体は、吊り橋の一部としてはありえない形状をしていた。ボクは、これが何を意味しているのか、頭を悩ませる。この吊り橋がどこにあるのか、そして、その写っている物体は一体何なのか。画像だけでは、これらの謎を解く手がかりは見つからなかった。


次の目的地を決定


ボクは、この新たな謎を解き明かすためには、その吊り橋を実際に訪れる必要があると感じた。しかし、どこにその橋が存在するのか、まずはその場所を特定しなければならない。ボクは、地元の図書館で、地域にある吊り橋についての情報を集め始めることにした。


謎の物体への興味


その写真に写っていた物体について、ボクの心は強い好奇心に駆り立てられた。それは単なる写真の不具合なのか、それとも何か他に意味があるのか。この謎が、人類消失の秘密に繋がっている可能性も頭をよぎる。


子猫たちを新しい家で安心させながら、ボクは次の冒険への準備を始めた。この不思議な吊り橋と、それに写る謎の物体が、ボクの旅に新たな方向性を示すかもしれないと感じていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る