第12話 偶然か、運命か

新しい朝が来て、ボクは図書館へと向かった。目的は明確だった。謎の吊り橋の正体を突き止めること。しかし、子猫たちを一人で家には置いていけない。そこで、彼らも一緒に連れて行くことにした。図書館の静寂な空間の中、子猫たちは好奇心旺盛に周囲を探検していた。


子猫の行方不明


様々な本を手当たり次第に調べる中、ボクは一匹の子猫が見当たらなくなったことに気づいた。心配になり、本の探索を中断して、子猫を探し始める。やがて、遠くから聞こえる鳴き声を頼りに、その子猫を見つけ出した。本棚の上で困っているようだった。


運命の本


子猫を安全に下ろした後、ボクはその子猫が登っていた本棚に目をやった。そして、ある一冊の本が目に留まった。その表紙の写真は、メールに添付されていた吊り橋の写真と酷似しているように見えた。まるで子猫が、この本を見つけるように導いたかのように。


吊り橋の謎


テーブルに戻り、その本を開くと、中にはその吊り橋の詳細な写真と、その場所の歴史について書かれていた。そして、驚くべきことに、その吊り橋の住所も記載されていた。ボクは、この住所が次なる目的地となることを直感した。子猫が導いたかのようなこの出来事は、偶然の一致なのか、それとも何かの運命なのか。


次なる行動


ボクは、本に書かれた吊り橋の住所をメモし、心に決めた。この吊り橋へ行ってみることが、謎を解明する鍵となるかもしれない。子猫たちと共に、新たな手掛かりを求めて、この旅を続けることに決めた。

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