冒険者ギルド
ガサガサガサ
「あ〜もう!しつこいわね!
『伸縮せよ!』
我が雷よ!武器に宿れ!
『迅雷連打⚡️』」
・・・ガサガサ
「あれ!?意外と効いてない!?」
「ユキちゃん!お願い!」
「任せて!凍りつけ!
『グレイシャル🧊』
凍ったよ!フウカちゃん!」
「うん!『チェンジ』
我が風の矢よ 主人の名に従い
敵を貫け!『ウィンドシュート🏹』」
パリン!
「よしっ!全部砕けました!」
「何よ 私の攻撃通用しなかったのに!」
「サラちゃん そりゃそうでしょ
クリスタルアントは節を攻撃しないと」
「ユキだって1人じゃ倒せないでしょ!」
「へ?余裕だよ?
凍らせれば節関係ないし」
「アンタの能力たまに羨ましいわ」
「皆んな〜!大丈夫!?」
「あっ!おにぃちゃん
だいじょぶだよ〜!!」
「大丈夫です!」
「一応平気ね」
「お〜 よかったぁ」
「ビックリしたわよ
ご飯待ってたら急にクリスタルアントの
大群が襲ってきたんだから」
「でも何かから逃げているような感じでした」
「フウカちゃん
そんなこと分かるの!?」
「はい!少しだけ風を吹かせながら
探っていたんです」
「風?フウカ 技使ってたの?」
「はい!『おいかぜ』を使って
私達の速度をあげてました
ちなみに追い風を使っていないと
余裕で追い付かれてましたよ!😁」
「ちょっとフウカ!?
怖いこと言わないでよ!!
「えぇ?だってホントのことだし〜」
「フウカってたまに怖いよね(笑)」
「ひどいです!ハヤトさん!」
「あはは ごめんごめん
ほら ご飯出来てるから食べるよ〜」
2日後
「そろそろ街に着くぞ〜!」
「やっと〜?私そろそろ足が棒よ」
「私は平気ですね〜」
「私も平気〜」
「アンタ達能力使ってんじゃない!💢
フウカは地味に浮いてるし!
ユキは氷で滑ってるし!
まともに歩いてんのがパーティの半分
ってどんな構図よ!!」
「っていうかサラちゃん」
「何ユキ!💢」
「サラちゃんも電気使えるんだから
電気で浮けばいいじゃん」
「・・・確かに
私も浮けばいいのか」
「ついに歩いてるの僕だけになったよ💧」
「あら〜 歩かないとダメなんて
ハヤトは可哀想ね〜?(笑)」
「ちなみに言ってなかったけど
僕君達と契約した時に
君達の技使えるようになってるから
僕も浮けるよ」
「何それ!ずるいじゃない!!」
「ずるいと言われてもテイマーの特徴だし」
「むぅ〜!私にしか出ないこと
探してやるわ!」
「どうぞ!ご自由に〜」
「ふざけないでちゃんと聞け〜!!」
僕達は新しい街を目指して歩いている途中
今はサンガルドの次にでかい街である
【エルナード】に向かっている最中
道中たくさん生物と会ったが
ユキとチェンジウェポンを持った
フウカとサラが簡単に敵を蹴散らすため
今の所は向かうところ敵なし状態である
「おっ!街が見えた〜」
「早く入ろおにぃちゃん」
「うん!」
「待て待て待て!」
「うわっとと!」
いざ街に入ろうとすると
町の門番に止められた
「なんですか?」
「ここ最近不審者が出回っていてな
持ち物を検査させて貰うぞ」
「どうぞ 怪しいものは持ってませんから」
ガサガサ
「むっ?これは〜 なんだ?」
「あぁ〜 蠍キノコの胞子です
薬になるので素材屋に売るために
採取して来たんです」
「麻薬などでは?」
「ないですよ 証拠もあります!」
「ほう?出してみろ」
「ユキ!お願い」
「任せて!蠍キノコの胞子は
『アイス🧊』周りの空気を冷やすと」
ポン!
「このように周りに胞子をばら撒くんです」
「ふむ!確かにそうだな!
いいだろう!通ってよし!」
「よぉ〜し!検査突破〜!」
「やた〜!!それでおにぃちゃん」
「ユキちゃん
多分このタイミングってことは〜」
「僕も分かるよ フウカ 多分だけど」
グゥゥゥ〜
「お腹減っちゃった😅」
「は!?アンタさっき
ハヤトのおにぎりを」
「ナンノコトカシラ💧」
「ユキちゃん 目が泳いでるよ😅」
「うぅ」
「うん!まぁいいよ
なんか食べ行こうか」
「わぁ〜い!!」
「あっ!屋台でアイス売ってるよ?」
「食べたぁ〜い!!」
「サラとフウカはどうする?」
「私も食べたいです!」
「私もいるわ」
「オッケー👌」
そしてアイスを買って食べたのだが
フウカとサラはいつも通り少食なので
普通だろう
ユキはいつも通りの食欲で
アイスを何回も買ったため
店員の人が最後の方目を丸くしてた
ユキの食べたものはあの小さい体の
どこに行くんだろうか
「ごちそうさま〜!!」
「あはは 相変わらずの食欲だな〜」
「そこのアンタら」
「ん?」
急にお婆さんに声をかけられ
進もうとしていた足を止められる
「はい?何か?」
「アンタ達 武器を持ってるってことは
冒険者だよねぇ?」
「はい それが何か?」
「私の孫を助けて欲しいのよ」
「お孫さんを?」
「えぇ 急に街に来たクリスタルアントの
大群にねぇ 連れてかれちゃったのよ」
「えぇ!?ホントですか?」
「ハヤトさん!」
「どしたの フウカ」
「私達がクリスタルアントを倒した時!
ユキちゃんが凍らせる直前に
1匹の顎に赤い布が引っ掛かってたんです」
「それは孫のスカートだねぇ
大事に履いたったから」
「でもお婆さん
それは私達ではなく
ギルドに頼んだ方がいいのでは?」
「ギルドは聞いてくれなくてねぇ
クリスタルアントは危険だとか
なんとか」
「分かりました!
僕達がなんとかします!」
クリスタルアントの巣
あの後僕達はあの後に
大量のクリスタルアントに襲われた場所に
戻って来ていた
そしてあたりを見渡すと
僕達が料理をしていた場所のすぐそばに
クリスタルアントの巣があった
そして中は結構入り組んでいた
「う〜ん 中は全然狭そうだったんだけど
結構広いな〜」
「漁っていれば見つかると思うけどぉ〜」
「あっ ハヤト あの子じゃ!」
ズゥゥゥゥウン!
「危ない!」
「きゃっ!」
「痛!」
「うっ!」
「おにぃちゃん!」
「皆んな 大丈夫?🩸」
「アンタ!その怪我で人のこと
言ってらんないでしょ!」
「私が治すから!
サラちゃんとフウカちゃん
クイーンクリスタルアントはよろしく!」
「分かったわよ!
仕方ないわね」
「分かったよ!」
「も〜 アイツも余計な事を!!
『サンダーワンド』」
「そう言って結構嬉しかったり?
サラちゃん」
「うっさいわね!!
早く準備しなさいよ!」
「あはは ごめんごめん
『風双剣』」
ドンドンドン
「来るわよ!」
「うん!行くよ」
「確か節が弱いんだっけ?
かわされたら嫌だし 連続で行くわよ
〈我が雷よ 主人の名の元に貫け!〉
『サンダースピア⚡️』」
「こっちも行くよ!
〈我が風の矢よ 主人の名に従い撃ち抜け〉
『ウィンドシュート🏹』
スカッ!
「ジャンプでかわした!?」
「あの巨体でそんな動き!?」
「・・・ふふっ
でもいいのかしら?
空は私の妹のナワバリよ?
フウカ!」
「うん!
『チェンジ』 『双剣』
〈我が風の刃よ 相手を切り裂け〉
『風刃飛翔斬⚔!」
ザクッ
「よしっ!ナイスよ!フウカ!」
「うん!」
「いや〜ごめんね
終始見てるだけで」
「ホントよ 主人なんだから
しっかりしてよね!」
「うぅん 面目ない」
「頼られて嬉しそうでしたけどね
サラちゃん?」
「フウカ!あんたホント一回黙りなさい!」
「ふふっ」
その後僕達は依頼者のお孫さんを連れて
街に帰った そしてお婆さんに感謝され
お孫さんにも礼を言われた
そして僕達はその場を離れようとすると
その歩みは再び止められることになる
「おい!そこの4人!止まれ!」
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